船での「タイ五目釣り」と言っても、地域や季節によってマダイと一緒に狙える魚種が異なる。ここでは、冬場のベストなタックルと釣り方を紹介していこう。
マダイ釣況
2018年は各地とも、春・秋ともに今ひとつ釣果が伸び悩んだこともあり、例年に比べ2~3カ月ほど釣期がズレ込んでいるような印象。
ここ最近、上向き傾向にあり、年末年始にかけてさらに盛り上がる可能性が高いとみている。美しい紅色の魚体とその引きは初釣りを飾るにふさわしいターゲットだろう。
タイ五目釣りタックル
マダイをメインに、イナダ~ワラサまでこなせる竿は、全長2・4~3mの柔軟性と反発力に優れた複合グラスソリッドの6対4調子、オモリ負荷30~50号がお勧め。
天ビンやビシの揺れを抑え警戒心を与えないようにし、同時にワラサの突進力も吸収できる。
リールはPE3~4号を300m以上巻ける電動または両軸。ドラグ性能のいいものを選ぼう。
マダイ五目釣りの仕掛け
重要なのはビシの種類と大きさ。コマセに何を使うのかによって、その種類が変わる。
アミとオキアミでは粒の大きさが違うため、それぞれに合った穴の大きさのビシを使う。一部では、アジとの両狙いで、イワシミンチに合ったものを使う釣りもあるが以下では省く。
開口部調整式のビシであれば、アミコマセなら上窓半開、下は1~2mm開放。オキアミなら上窓全開、下は5~8mmを目安に状況に合わせて調整。
ステン缶は、穴の大きさ、数に応じてゴム栓やテープなどで穴埋めしたほうがいい場合がある。