おせち料理には酢ダコ、やわらか煮と欠かせないマダコ。東京湾周辺の手釣り釣法を主に、茨城地区のエギ釣法を加えて、タコの下処理、正月お勧め料理まで簡単に解説しよう。
エギタコ釣りについて
エギタコ釣りのタックル
竿はマダコ専用か、イカまたはビシ竿でも可。
リールは中型両軸がお勧めで、ラインはPE4~5号。リーダーは8~10号50cm。
エギはマダコ専用で、オモリは50号前後を使用。
エギタコの釣り方
手釣りと同様に着底、~小突き、根掛かり対策をすればいい。竿とPEラインで、乗りの鮮明さが出てくるようになる。
マダコ釣り携帯品
指サックは手釣りには必携。指を切らないためにも持参したいアイテム。
ネットや網袋は、船宿で常備しているが、持参するならファスナー付き洗濯用ネットがお勧め。
下処理とお勧め料理
マダコの下処理
真水、氷には直接触れさせないようにして、新鮮なタコの味が落ちないよう気を配りたい。持ち帰ったら塩をまぶし、ヌメリをよく揉みながら取り、あとは塩気をよく洗い流す。
酢ダコのレシピ
材料・茹でダコ500g、漬けダレ(酢400㏄、砂糖カップ3分2、昆布10cm、塩大さじ1、しょう油少々、食紅少々)を、鍋に入れてひと煮立ち。
冷めた漬けダレに切り分けたマダコを入れ、丸一日漬け込めばOK。
また、使う酢はリンゴ酢を使えばまろやかな味になる。もちろん食紅なしでもOK。
タコのやわらか煮
茹でダコ600g、酒500㏄、サイダー350㏄、しょう油100㏄、砂糖50㏄、昆布10cm角1枚、カツオ節15g(ネットに入れる)。
初めに沸騰させ、その後弱火で1時間。
貴重な近海マダコを釣り、その味覚をぜひ味わっていただきたい。
<週刊つりニュース関東版 寳田茂夫 /TSURINEWS編>