彦島沖のボートシロギス釣りで20cm頭に23尾キャッチ【山口】吹き流し仕掛けで挑戦

彦島沖のボートシロギス釣りで20cm頭に23尾キャッチ【山口】吹き流し仕掛けで挑戦

5月10日、今回の釣り場は山口県下関市の彦島沖でのマイボート・キス釣りだ。昨年の8月、地元の漁師から「ここのキスは4月下旬から釣れ始めて最も釣れるのが5月で、それ以降は食わない。それに5月のキスは産卵にくるので良型」ということを言われた。それを聞いて、今年は4月に入るとすぐに南風泊港の漁協に行き、今年5~7月の入漁許可申請を受けた次第だ。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・浦野泰弘)

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彦島沖でボートシロギス釣り

釣り場は三方を山で囲まれているため風の影響は受けにくいが、北風が吹きだすと波が立ち、大荒れとなる。キスが釣れる時合いは東流れのときなので、釣行する場合は潮時表で確認することだ。

彦島沖のボートシロギス釣りで20cm頭に23尾キャッチ【山口】吹き流し仕掛けで挑戦当日のポイント(作図:週刊つりニュース西部版APC・浦野泰弘)

水深は平均8m前後だが、深いところは12m前後もある。海底はほぼ砂地だが、ところどころ小石混じりの場所があり、根掛かりする。が、仕掛けを取られるほどではない。このような場所は海藻が生えているためエサが豊富にあり、良型キスはこのような場所でよく釣れるのだ。

キスのほかにもベラやアラカブもよく釣れるし、ヒラメやマゴチなども釣れ、前回はキスにヒラメが食いつき、ぶり上げようとして直前でバラしてしまった(今回はタモを用意している)。

仕掛けと釣り方

仕掛けは図の通り。エサは赤虫でキス釣りには一番食いがいいと思う。ちなみに赤虫は白石の浜で採取したもの(今年から浜に入るのは入漁料が必要)。

彦島沖のボートシロギス釣りで20cm頭に23尾キャッチ【山口】吹き流し仕掛けで挑戦ボートシロギスの仕掛け(作図:週刊つりニュース西部版APC・浦野泰弘)

釣り方は、まだ水温が低く、食い込みが悪いことを考えながら釣る。ポイントへ軽く仕掛けを投入し、仕掛けの着底と同時にイトフケを取り、少しずつ手前に引き寄せてアタリを待つ。キス特有のツーンツーンという小気味よいアタリが伝わってきたら手前に引くのをやめ、その場で本アタリ(サオ先が激しく上下する)を待つ。

私はこの時、イトは張らないように少し送り込んで食い込みやすいようにしている。少し待ってから再び引き寄せたときに強烈なアタリがサオ先に伝わってきたら軽く手首でアワセを入れる。あとはイトを緩めることなく巻き上げる。

20cm頭に23尾キャッチ

当日は港に午前11時に到着し、沖の釣り場に正午ごろに到着。平日とあって釣り人は私と岩本さんだけだ。釣り始めると10分たってもアタリなし。まだ東流れになっていなかったのだ。船上で昼食をとり、潮が動きだすのを待つ。やがて潮が動き始めるとアタリも出始めた。

彦島沖のボートシロギス釣りで20cm頭に23尾キャッチ【山口】吹き流し仕掛けで挑戦良型キスをゲット(提供:週刊つりニュース西部版APC・浦野泰弘)

彦島大橋方面から竹ノ子島方面に向かった流れ、潮目も発生。私は南風泊港方面へ、岩本さんは六連島方面へ投げる。すると岩本さんにキスのアタリ。しっかり食い込ませてアワセを入れ、取り込んだのは20cmの丸々と肥えたキスだった。その後、岩本さんは2~3時間ほど釣りまくり、気づけばクーラーはキスだらけに。20cmを頭に計23尾の釣果となった。

港に戻った後は周辺のゴミを拾い、家路に就いた。なお、釣行時は必ず救命胴衣を着用すること。

<週刊つりニュース西部版APC・浦野泰弘/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
出船場所:南風泊港
この記事は『週刊つりニュース西部版』2024年5月24日号に掲載された記事を再編集したものになります。