我が家のGWといえば、つい最近まで最低1回の家族サービスが暗黙の了解。もうかれこれ13年前になりますが、そんな家族サービスの「筆者の成功事例」を紹介したいと思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)
GWに鎌倉観光へ!
どういう経緯でこうなったのか記憶は定かではないのですが、13年前のGWに家族で鎌倉観光に行くことになりました。そこで何気なく「鎌倉には和賀江島という大潮の干潮時に歩いて渡れる島があって、そこでギンポというウナギとドジョウを足して2で割ったような魚が釣れるんだけど……」なんていう話をしたら、妻が予想外の好反応を示しまして。
瞬間的に、家族での鎌倉観光の一部に「ギンポ釣り」が組み込まれることに。一応、提案が受け入れられた形となり、筆者としては嬉しい反面、同時に責任の重大さも感じることとなりました。「行くからには是非とも家族に釣らせたい。ギンポという魚を!」
準備を整える
軽々しく「ギンポを釣ろう」なんて言ってしまったのですが……当の筆者はそれなりに釣りの経験はあったものの、当時ギンポ釣りはおろか、穴釣りすら一度もやったことはなく、ましてや和賀江島にも行ったことはありませんでした。
自分の軽々しい提案を今さら後悔している場合ではありません。この時、一回の釣行に対して「これでもかっ!」て思う位、周到に準備をした記憶があります。
いざ和賀江島へ!
GWということで早めに家を出たことが功を奏し、首都高で少々渋滞に巻き込まれたものの、予定通り干潮時刻前に和賀江島の目の前にある駐車場(材木座駐車場)に到着。
材木座海岸からは、もう間もなく陸続きになろうとしているゴロタ石で形成された和賀江島が確認できました。島の周辺は既に磯遊びを楽しむ家族連れで賑わっていたのですが、期待していたギンポ目的の釣り人はいません。
予定では、玄人らしき釣り人にコツとか聞いてみようと思っていたのですが……そんなプランAはあっけなくポシャッてしまいました。仕方がないのでプランB「自力で何とかする」に切り替えます。
不安とは裏腹の展開に!
はじめはギンポ釣りとは、「ザリガニ釣りの延長」の簡単な釣り物程度に考えていたのですが、調べれば調べるほど難易度的にそうではないことがわかり、実際に和賀江島に上陸すると、それはザリガニ釣りどころか、フナ釣りよりも上であることに気づきました。
足場は悪いし、エサに反応する生き物(外道)はカニばかりだし。どこの穴にギンポがいるかなんて見当もつきません。
しかし、有難いことに子供はカニ釣りに夢中。……これはこれで楽しそうなので、まあいいでしょう、ということにする。
しばらくしてエサとして持ち込んだサバの切り身がなくなり、子供をギンポのポイントっぽい島の端に残し、クーラーボックスに入れてある追加エサを取りに戻っていると、後方で叫び声が!「釣れた~~~」