最後の3月の日曜日、午前中は黄砂とヒノキ花粉で釣り気分ではなかったが、夜に雨予報と次の機会まで待ちたくなくて和歌山県紀北エリアに出かけた。今回は、元ホームの港でアジ情報を得て、人気の波止で釣行した模様をレポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)
本命のアジを手中
ゲストは釣れたものの、一向にアジの気配がない。回遊情報が外れたのだろうか。日没に差し掛かったタイミングで今まで攻めていなかった内側で急にライズが発生した。もしかして……。
ジグ単ロッドに持ち替えてライズ撃ちを敢行。0.8gのジグヘッドで表層5カウント付近を漂わせるように引くとヒット。アジだ!大きくは無いが群れが入って来たのだろう。リリースして同じように引くと連発。サイズは同じだが非常に楽しい。
しかし、連発も20分程度で終了してしまった。短い地合いであったが確実に回遊を捉えることができた事に非常に満足であった。
アカメバルをキャッチ
地合いを終えて定番のライト周りに移動。しかし、干潮の時間帯に入り超シャローポイントが故に攻め方が難しい場所である。満潮ならいとも簡単なのに……。
ライトと建物の明暗部を狙ってジグ単でテンポよく撃って行くと暗部から明部に抜ける場所でヒット。まずまずの引きで上がって来たのはメバル。しかも赤メバルだ。
しかし、メバルが食ってくるということは、アジは釣りにくいことの裏返しといえる。捕食の上手なメバルがアジより先に釣れるとアジがあまり釣れた試しがない経験則からの答えだ。最後のポイントへと移動した。
テクニカルな釣りを制して納竿
教科書通りのライト周りを撃つが満潮の時間も近く殆ど潮が動かない。できるだけジグヘッドのウェイトを落として潮に乗るように工夫をしてみる。
フッと右に潮が動いたと感じた辺りから釣れそうな雰囲気になってきた。丁度、堤防がつくる明暗境、俗にいう足元の明暗部に入った瞬間に特有のコッというアタリが出た。ヒット!これは非常にテクニカルな釣りになりそうだ。
似たレンジと場所を撃っていくとポツポツと拾うことができた。しかし、憎悪の雨が降り出した。これはもう帰れという合図と思い納竿とした。
<福岡崇史/TSURINEWSライター>