今さら聞けない【グローとケイムラの違い】自ら発光するか反射するかが大きな違い

今さら聞けない【グローとケイムラの違い】自ら発光するか反射するかが大きな違い

エサ釣りの針や仕掛け、ルアー各種のカラーは様々。中でも欠かせないのが「グロー」と「ケイムラ」です。水の中で光ることで魚に強くアピールする、ということまでは知っていても、何が違うのかまでは具体的に理解してない方も多いのでは?違いを解説します。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター丸山明)

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丸山明

ゴムボートから始めたボート釣りも25年を過ぎ、もうover60です。釣りを極めたいです。

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グローとケイムラ

水深70mに届く光は、地上の約0.1%ほど。50mを超えると一気に明るさが無くなるとされて、波長の長い赤色はすでに黒、周囲は、波長の短い青色の世界です。そこで魚にアピールするのが光もの。効果は大きくふたつ。単純に目立たせ、好奇心か敵対心で魚が寄ってくる。

今さら聞けない【グローとケイムラの違い】自ら発光するか反射するかが大きな違い暗闇ではケイムラは姿消しグローのみ妖しげ(提供:TSURINEWSライター丸山明)

プランクトンがを集まる。すると、そのプランクトンを食べようと小魚が集まり、それを食する大型魚が集まる。ケミホタルのような比較的に強い自発光ならば、後者の効果がありますが、仕掛けやルアーにある光ものは小さいので前者、そんな効果があるのがグローとケイムラです。

違いは自ら発光するか否か

グローとケイムラで大きく異なるのは、自ら発光するか、反射光かの違いです。

グロー

グローは、蓄光材で太陽光や蛍光灯にLEDライトなどの紫外線を蓄え自ら発光します。身の回りにたくさんある夜光です。真っ暗な場所で妖しくボワーッと緑色を放ち、水深に関係なく集魚性があります。ただし、好んで近づくのか、食べものと思うのか、はたまた敵対心で攻撃かなのか、反応は様々なようです。

ケイムラ

ケイムラは、蛍光紫を単に縮めた単語で、紫外線を反射させます。反射ですから紫外線が必要で、自ら光ることはできませんが、僅かな紫外線に反応します。人間は、可視光線の波長の短い方から紫青緑黄橙赤しか見えず、紫外線赤外線は見えません。

今さら聞けない【グローとケイムラの違い】自ら発光するか反射するかが大きな違いジグのケイムラはすでに光を反射させている(提供:TSURINEWSライター丸山明)

例えばアジには、人間にない視物質(紫)があるので紫外線に反応して、暗い水深でも紫外線反射のケイムラが見えています。というような科学的根拠があります。アジですからアジ科の大将たちの青物も仲間です。みんなケイムラに反応するんですかね。UVライトの光は、紫が見えているだけです。本来の紫外線は、私どもには残念ながら見えていません。

紫外線が必要なことから水深に限りはありますが、波長の短い色ほど水中深く届きますので、アジが水深80m以上の僅かなケイムラに反応するサビキ仕掛けも、青物が同じような水深でジグを狙って来る行動も、紫外線で見えているのでしょう。

どんな釣り具アイテムがあるか

エサ釣り用におびき寄せるためのこれらを含んだ仕掛けもありますが、主体は疑似餌でしょう。サビキやチョクリ仕掛け、そして、ルアーの大半です。

サビキ・チョクリ仕掛け

特に光ものに反応するアジ用のサビキ仕掛けは、夜の街のようにキラキラです。最初に色を失うのが波長の長い赤ですが、UVライトの紫外線に反応する赤は、もっと深くまで反応しているのかもしれません。グローとケイムラのビーズをうまく使い分けて、暗闇で光らせています。光に反応するアジは、エビの目と見て喰いつくのでしょう。

今さら聞けない【グローとケイムラの違い】自ら発光するか反射するかが大きな違いサビキ仕掛けは光ものがたくさん(提供:TSURINEWSライター丸山明)

また、ハリの周囲の飾り物には、ケイムラ素材が使用され僅かな光でも反射させ、なかなか派手です。マダイ用の仕掛けになると光ものが若干少なくなり、派手さが控えられているようです。

今さら聞けない【グローとケイムラの違い】自ら発光するか反射するかが大きな違いアジサビキは一番派手に光る(提供:TSURINEWSライター丸山明)

ルアー

グローが使用されるのは、ジグやタコベイト、ワームにタコエギなどですが、それ相応に存在感あるゼブラ模様だったり、全身をグローにしているものまで、かなりの光源です。好奇心・敵対心・食欲のどれかを刺激しているのでしょうが、薄暗い海中で目立つことでしょう。そして、ジグにはゼブラカラーのグローのほかは、その大多数にケイムラ加工がされているようにさえ思うほど、多くにケイムラがあります。目立たせることに意義のあるジグだからなのか、光源の乏しい水深で狙うジグには、ケイムラは必要不可欠でしょう。

対して、ミノー系には、意外にケイムラやグローは少ないというより見当たりません。あっても、僅かな小さい加工で、太陽光十分な浅いレンジでの狙いものだけに、不要なのかもしれません。鱒用ミノーで、アワビを光ものにした数千円を超える価格のものが発売されましたが、ケイムラとは違う見事で高貴で高価な光ものです。

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