2024年となり、高水温とも言える水温が続いている伊豆半島。この時期の水温が16〜17度とは、近年稀に見る状況です。今回は、アオリイカの産卵に適した水温が16度以上と言われている中で釣果が出せたので、その内容をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・野中功二)
高水温の状況下でのエギング釣行
釣行の日には、小潮で、天候は曇り、15時に下田湾のある「デブの鼻」と呼ばれるポイントに向かいました。開始から天候は曇りが続き、風はやや右側から吹き、海面はざわついていましたが、潮色は良好で、潮位は下げ潮でした。
今回使用したタックル
ロッド:アサルトジェットtypeS90
リール:16ヴァンキッシュC3000sdh
ライン:TX8 0.6号
足場が低い藻場と対峙する際や、高い堤防でのロングロッドは非常に有効です。
釣行開始
15:30にポイントに到着し、今期初めてのポイントに少し不安を感じました。曇りの中、ケイムラのフィンエースを用いてスタート。
夜間に港内に入ってきたアオリイカが滞在している可能性があると考え、エギを目視できる水深まで回収した後に、アオリイカがエギを追尾しているかどうかを確認する「ステイ」が有効だと感じました。
チャンスを逃さないために、海面の泡やゴミ、浮遊物の動きを確認し、伸びる潮目などの変化を探ることも重要でした。潮が動くとアオリイカのやる気にスイッチが入るためです。海藻の生育はまだまだですが、沖の潮目を目視で確認し、感度で潮の動きを察知していきましょう。
良型アオリイカを手中
アオリQ3.5フィンエースケイムラゴールドオレンジを用い、しっかりとダートアクションさせた後にテンションフォールを行います。すると、ラインがスムーズに入っていくところでラインが止まりました。まさかの1投目で良型のアオリイカがヒット!
日が落ちてローライトになったら、エギをez-Qキャスト3.5号リアルボタンエビに変更。キャストアクションの後、フォールさせるとツーっと勢いよく引っ張られる明確なアタリがありました。
素早く対応し、ライトを点けると、大きなアオリイカが追尾しているのを確認。すぐに投げ直したのですが、アタリはありませんでした。