釣りにおけるマナー、それはいつになっても付きまとうもの。今回はSoyamaru船長へ「印象に残った乗船客」についてのインタビューをおこなった。その中で、マナーについても熱く語ってくれたので紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 防野)
マナー問題
釣りのマナー問題として大きく挙げられるのは「ゴミ問題」だろう。岸壁や波止でおこなわれる「陸っぱり釣り」でのゴミ問題は、なかなか解消されずに毎年論議され続けている。心無い人の行動で貴重な釣り場が立ち入り禁止になったり、厳しい制限が設けられたりと、悲しい結果となってしまう釣り場を何か所も見てきた。
もちろん沖に出て釣りをする「船釣り」においても、ゴミ問題は起きている。
ポイ捨て
船長が以前見かけたのは、タバコや弁当容器のポイ捨て。船には喫煙者用の灰皿を常備しているのだが、船の床や海にポイ捨てする人もいたという。船の床は定期的に水を流して濡らしているとはいえ、乾いた床に火がついたままのタバコが落ちると、床が焦げて跡が残ってしまう。また、万が一、衣類や燃えやすい物の上に落ちてしまうと火事の原因となり、大惨事になりかねない。
海へのポイ捨てでも「1人くらい捨てても……」という考えが、後々大きな問題になっていく。漂うゴミは海況や魚に悪影響を及ぼし、海底にゴミが溜まってしまえば魚が釣れるポイントですらなくなってしまう。船長はポイ捨てしてしまった乗船客には、ただちに注意して拾ってもらい、常に船上と海の環境悪化防止を心掛けているという。
中にはこんな乗船客も
インタビューの中で船長は、この船をリスペクトしてくれているお客さんも多くいると話してくれた。
釣座の周りを掃除してくれる
こちらは決して同船では強制していない。船長がやらなくていいですよと言うのだが「掃除させてほしい」ときれいにして帰っていくという。
携帯灰皿を持参
これも強制はしていないし、同船には人数分の灰皿は準備してある。にもかかわらず「携帯灰皿を持ってきた!」と自慢げに見せてくれる乗船客もいたようだ。
互いに楽しめる環境づくりを
船長は「この船に乗ってくれる以上、釣らせてあげたいし、楽しんでほしい。そのためにサポートもするので、是非気軽に相談もしてほしい」と話している。好きな釣りができる環境を減らさないためにも、海へのリスペクトも忘れず、楽しんでほしい。
船の紹介
Soyamaruは、手厚いサポートで思い出に残る釣りを提供することをモットーに日々出船している。3隻体制でありとあらゆる釣りを全力サポートする。実績十分の同船で心に残るターゲットを狙ってみてはいかがだろうか。
レンタルタックルもあるので、最低限の荷物で手軽に釣行することもできる。予約状況、乗船料金、最新釣果情報などはホームページから確認可能、予約は電話にて随時受け付け中。
第一Soyamaru
全長15m、全幅3m、ソナー、エアコン、3列シート、船室では3~4人が仮眠可能。サオ受け、個室水洗トイレ、電子ポット、電子レンジ完備。循環流水パイプ、電動リール電源、真水蛇口完備。
第二Soyamaru
船体ヤマハDY51-OA釣師、ソナー、座席8人掛け、エアコン、電子レンジ、電子ポット、100Vコンセント、個室水洗トイレ、サオ受け、電動リール電源、循環流水パイプ、真水蛇口完備。
第三Soyamaru
船体18m、高性能の最新鋭機器搭載(3D映像対応魚探、GPS、ソナー)、革張り3列シート、サオ受け、電動リール電源、個室水洗トイレ、ミヨシ・トモ・両舷にベンチあり。
<週刊つりニュース西部版 防野/TSURINEWS編>
Soyamaru
Soyamaruでは、別府湾、国東半島、周防灘、響灘、伊予灘、豊後水道、 佐伯湾、高知沖まで幅広いフィールドで一年を通して旬な魚を追いかけ、あらゆる レジャーフィッシングに挑戦しています!2020年8月に第三Soyamaruが就航しました