志布志港フカセ釣りで50cm寒チヌ手中【鹿児島】ルアーではカマスがお土産に

志布志港フカセ釣りで50cm寒チヌ手中【鹿児島】ルアーではカマスがお土産に

クロシーズンの真っただ中の週末、悪天候により太平洋側の磯場はどこも船止めとなった。しかし、そんな時でも南九州には四季を通じて良型チヌを狙える手軽な釣り場が無数に存在する。今回は鹿児島県の志布志港にて乗っ込み期を迎えようとしている良型チヌ狙いの直近レポートをお届けしたい。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・久永武史)

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海釣り 堤防釣り

志布志港で寒チヌ狙いの釣行

2月4日、シケのためにクロ釣りに行けないならと、最も近場の志布志港でのチヌ狙いに切り替えた。最近は噂で良型チヌが頻繁に散見されている志布志が気になっていたため、今回の釣り場に選定した。

志布志港フカセ釣りで50cm寒チヌ手中【鹿児島】ルアーではカマスがお土産に志布志港広域略図(提供:週刊つりニュース西部版APC・久永武史)

釣行開始

当日、志布志港の岸壁に午前6時に釣座を構え、1時間近く丹念にまきエサを効かせた後、明るくなった7時ごろから釣り開始。

まきエサを効かせた割には近場特有のやっかいなエサ取りの姿は見えない。海況は志布志湾の湾奥の浅場ということもあり、潮もほとんど動かずに湖面のようにしているのが常である。ゆえに錦江湾のような深場では全遊動沈め&遠投の釣りとなるが、内湾で浅場が多い志布志港では真逆の0~G5浮力の小型棒ウキを用いた掛けアワセの釣りが有効になるのだ。

志布志港フカセ釣りで50cm寒チヌ手中【鹿児島】ルアーではカマスがお土産にチヌ釣り仕掛け(提供:週刊つりニュース西部版APC・久永武史)

 

年無しをキャッチ

開始から10数分ほどはヘラブナ釣りをしているかのように棒ウキのトップ眺めていることが続いたが、何の前触れもなくウキが突然消し込まれた。すかさずアワせると直後にサオが強い引きで絞り込まれ、特有の首振りから良型チヌと判断。

ハリス1.2号なので強引なやり取りはできないので時間をかけた丁寧なやり取りで浮かし、無事にタモに収めたチヌは目視でも50cmクラスと確認できる今年初の年無しで嬉しさもひとしおだった。計測するとジャスト50cmであった。

志布志港フカセ釣りで50cm寒チヌ手中【鹿児島】ルアーではカマスがお土産に今年初の50cmチヌ(提供:週刊つりニュース西部版APC・久永武史)

45cmのキビレを手中

その後、5投目くらいでまたもやウキが消し込まれた。これも先ほどと同じく強力な引きだ。沖めまで走られたが何とか浮かして魚体を見ると、先ほどと同じく余裕で50cmを超えるチヌである。ところがタモ入れ寸前まで寄せたところで痛恨のハリ外れ…悔しいが仕方ない。

気を取り直して次を狙うが、時合いがすぎたのか、その後1時間くらいはアタリが途絶えてしばし沈黙した後、軽くウキのトップを押さえ込むようなアタリ。アワセを入れると重量感のある引きだが、先ほどのチヌとは違う感じ。

浮かせると45cmのキビレチヌであった。やや小ぶりだが、キビレ特有の元気な引きを楽しめた。

志布志港フカセ釣りで50cm寒チヌ手中【鹿児島】ルアーではカマスがお土産に波静かな志布志港(提供:週刊つりニュース西部版APC・久永武史)

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