日本は四方を海で囲まれた水産大国ですが、漁獲量の低下やコスト削減のために海外から魚を輸入することも少なくはありません。日本にはどんな魚が輸入されているのか、知っていますか。代表的な輸入魚を見ていきましょう。
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回転寿司で海外の魚が食べることができる
手軽に海外の魚を食べることができるのが、回転寿司です。
例えば某回転寿司チェーンでは、アメリカ・グリーンランド産のエンガワやノルウェー・アイスランド産のニシンを使用しています。
また、某ハンバーガーチェーンでは、ニュージーランド産のホキと呼ばれるタラの仲間をフィッシュフライに使用しています。
食品表示法に基づいて、各企業のHPでは取り扱い品の原産国をすべて公開しています。表示の仕方は企業によりまちまちであり、国であることもあれば海域で表示されている場合もあります。
気になる方は是非チェックしてみてください。
輸入魚=美味しくないは間違い
<輸入魚は美味しくない>とのイメージを持つ人もいますが、流通の変化によって以前とは段違いに良い状態の魚を輸入することが可能になりました。
カナダで養殖されているブランドのギンダラ(銀雫)は日本へ生の状態でやってきます。脂の乗りが良く刺身・寿司で食べると非常に美味しいです。
また、イオンは2022年の一定期間中、カラフトシシャモ(カペリン)を空輸で輸入しました。この魚は鮮度の落ちが早いことが知られていますが、空輸を使うことによって一度も凍られることなく輸入することが可能になりました。こちらも脂の乗りがよく単に焼いただけでも非常に美味しい魚でした。
なお、イオンは翌年の2023年には、スクレイというタラの仲間をノルウェーから一度も凍らせることなく輸入することに成功しています。
このように水産大国日本でもたくさんの海外産の魚が消費されています。知らずのうちに食べていたとという人もいるのではないでしょうか。
(サカナト編集部・鈴川)