晩秋を迎えると、大きなマイワシの群れが播磨灘各地に接岸し始めます。例年大きな群れのひとつが高砂市に接岸して、それを追って、ハマチやメジロがやってきますので、ショアゲームのキャスティングのターゲットとして、多くのアングラーが訪れます。今回は青物を・・・ではなく!美味しい初冬のマイワシをマイボートで真剣に狙ってみたいと思います。
伊保港内でいざ実釣!
12月1日晴れの日、ボート釣りで沖側から狙います。
高砂市の伊保港に毎年大きな群れが集まり、ショアキャスティングの多くのアングラーが、ハマチやメジロを狙っています。
こちらは、港内の中心線付近にイワシは分厚い層を作って群れ泳いでいますので、これを狙います。
ゆっくりの7時釣り開始で、広い港内は多くのボートが集まってきています。
単純にイワシを釣るボートの他に、イワシをエサにして青物やヒラメを狙うボートもちらほら。
ナブラを探せば一目瞭然
イワシを探すのに魚探が必要ないくらいの群れで、それを目がけて青物が攻撃をしていますので、あちらこちらでナブラが発生して、ポイントは容易に判断できます。
低速でボートを群れに近づけてイワシサビキ仕掛けを投入すれば、普通に釣れてしまいます。
どうせなら1回の投入で複数尾を釣り上げたいので、1尾目が掛かってからもゆっくり誘いを入れてサビキ仕掛けに追い食いさせます。
魚探には青物の反応も
朝早い時間帯は、水深7mでタナは4m付近でしたが、太陽が高くなるにつれて、摂餌の活性が上がり3m2mとタナが浅くなっています。
イワシの群れを追って小さな移動を繰り返しますが、あちらこちらでナブラが出ます。
魚群探知機にはイワシの層の中に沢山の青物の反応が出ています。
イワシの群れの分厚さから、センサーが誤反応をしている可能性もあるかもしれませんが、青物の魚影が濃いのは間違いないでしょう。
キャスティングアングラーの青物とのファイトも見て取れます。それを見ていると、ついついキャスティングをしてみたくなりますが、今日はおいしいイワシだけを釣るのが目的。
二兎を追ってはダメと自分に言い聞かせます。
最終釣果とイワシ料理
さて、50~60尾以上の良型マイワシを釣りました。脇目を振らずに目的達成で、早々に沖上がりをしてイワシ料理の開始です。
刺身は定番ですが、寿司飯に切り身をのせたばら寿司や酢じめ、フライ、ソテーに干物と大忙しで、お腹いっぱいの日になりました。
晩秋から初冬にかけてのイワシ釣りは陸っぱりでの釣りというイメージが強いですが、良型イワシとなると釣れる場所が限定されるようです。
明石近隣では、二見港や古宮港に播磨町の新島岸壁などで好調に釣れているよう。
最近の明石界隈の海水温は17~18度ですが、15度を下回るまで、もう少しの間楽しませてくれるはずです。
青物などのフィッシュイーターがこぞって狙うだけあって、味は抜群ですよ♪
<丸山明/TSURINEWS・WEBライター>