『34アジングカップ全国大会2023』で大会レコードの釣果を叩き出し決勝進出

『34アジングカップ全国大会2023』で大会レコードの釣果を叩き出し決勝進出

12月2日(土)、34が主催するアジングカップの全国大会が行われた。淡路島大会を優勝した筆者は出場の権利を獲得。今回は、全国大会の予選の模様をレポートしたい。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

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福岡崇史

1985年生まれの会社員。釣り好きが高じて大学・大学院で生物地理を研究。アジングやライトゲームが得意。

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第1回戦開始

ポイントに立ち合図を待つ。渕上さんの合図でスタート。一投目は手前の見えているアジにアプローチすると1アクションで食って来た。開始15秒でヒット幸先が良すぎる。バケツに入れて次のキャストもヒット。パターンはわかった。

見えているアジは活性が高く、これは連打戦になると思いつつ、作業のように釣ってはバケツに入れを繰り返していく。あっという間に前半戦は終了。何とかリードを保てているようだ。

40分で44匹の大爆釣

後半戦も場所が入れ替わったが、見えているアジを丁寧に狙い食った瞬間が見えてもラインが動くまでまってアワセを入れる慎重な釣りを行う。

ここで気づいた事だが、小島養魚場は足場がメッシュ状になっており、釣ったアジが穴を通り抜けてオートリリースになる事もしばしばあった。バケツに入れても跳ねて何尾かが逃げていたらしい。これは思わぬ誤算。しかし、これだけ釣れていれば飽和作戦で釣り続ければ勝てる可能性がある。

後半戦終了。意外と余裕が持てた釣りが出来たように思ったが…。検量に入ると何と44匹の釣果。40分で44匹だと54秒に一匹ペースであったようだ。

結果1回戦通過となった地元開催のプレッシャーが掛かる中、とりあえずは形になったという安堵感で一杯になった。15分程の休憩をはさんで2回戦となる。ペットボトルのお茶を一口飲んでトイレ休憩とした。

2回戦は福井大会覇者と対決

次の相手は福井大会覇者の新谷さん。抽選結果で1回戦はシードとなった選手だ。先ほどの釣りをみてある程度状況は把握されていると思うので再度プレッシャーが掛かる。

1回戦の教訓として44匹を釣ってはいるが、もっとスピードアップしないとだめだという事がわかった。1回戦ではジグヘッドをバーブ付きの小豆ちゃんで釣り切ったが、どうしても針を外す時に時間が掛かる。

やはり手返し良くするためにはスレ針が欠かせない。ただしバレやすく、釣りあげてからもメッシュ状の足場でオートリリースになってしまうかもしれないというリスクは付きまとう。

しかし、ドラグの調整をして出来るだけ水面から出させないようにする事と高活性の状況でアタリの数だけ掛ける努力をすれば例えばらしても数を伸ばせば勝てるのではと考えてジグヘッドをスレ針のザ豆に交換した。

第2回戦開始

選手がポイントに着いて開始の合図が出た。キャストせずに足元に落として細かくダートさせたら1投目からまたヒット。バケツにサッと入れて手前のアジを釣っていく。正直言って対戦相手の釣果を気にする余裕はどこにもない。流れ作業のようにどんどん釣っていくだけである。

『34アジングカップ全国大会2023』で大会レコードの釣果を叩き出し決勝進出前半戦の釣果(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

しかし、これだけ釣っていれば自然とプレッシャーが掛かるのは当然で前半終了間際から目の前からアジが忽然といなくなった。見失ったタイミングで前半終了。場所を入れ替える。ここで対戦相手の新谷さんの釣果を見せてもらうと少しの差でリードしているようだ。さて後半戦消えたアジをどう釣るか……。

予選は合計で85匹をキャッチ

ジグヘッドとリーダーの結束を結びなおして後半戦の準備をする。ワームはjrのにじ に変更する。後半戦スタートの合図と共に少し沖めにキャストする。3つ程カウントしてダートさせるとアジがワラワラと浮いて来た。

手前にいたプレッシャーのかかったアジは沖に出ていたようだ。まだ活性は残っているようで連続でヒットしてくれる。

『34アジングカップ全国大会2023』で大会レコードの釣果を叩き出し決勝進出試合中の筆者(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

あっという間に後半戦も終了し検量となった。釣果数は41匹で勝利。悲願の決勝戦進出が決定した瞬間だ。この時点で2位以上が決定となったが、ここまでくれば是が非でも優勝したい。

1回戦2回戦合わせて85匹は34の大会が始まって以来の記録だったようで家邊社長も驚かれていた。さぁ優勝まであと1勝。緊張がより高まった。

<福岡崇史/TSURINEWSライター>

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小島養漁場