泉佐野一文字のサグリ釣りで小物釣りを堪能【大阪】釣果のカギは極小針

泉佐野一文字のサグリ釣りで小物釣りを堪能【大阪】釣果のカギは極小針

好ポイントが限られている泉佐野一文字で始発便に乗れず青物狙いは望み薄。ならばと路線を変えて、極小針とイシゴカイの組み合わせでサグリ釣りに転じ、小物を拾って釣趣を堪能することができた。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

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伴野慶幸

へっぽこ釣り師の伴野慶幸です。尼崎~垂水間の渡船利用の沖堤防 がメインフィールドです。

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海釣り 堤防釣り

泉佐野一文字で沖堤防釣行

タチウオシーズンが終わり、青物も下火になってきた12月3日。釣り人も減ってきたのでスペースも空いて青物狙いのノマセ釣りが出来るのではと、一攫千金を狙って泉佐野一文字への釣行を決めた。

泉佐野一文字のサグリ釣りで小物釣りを堪能【大阪】釣果のカギは極小針泉佐野一文字略図(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

釣行日の近況は、釣果があがっているポイントが分散気味のようなので、始発便にさえ乗船できれば大丈夫だろうと、波止に渡す葵渡船の駐車場前に深夜2:30に到着。

しかし、無人の乗船場に足を向けて呆然。葵渡船特有のローカルルール「荷物置きルール」によって、はるか以前に地元常連を中心とした何十人もの先客が一人一個の荷物を乗船場の並び列に整然と置いて、先着権が主張されていた。

置かれた荷物の数を数えると、船の定員数を超えている。始発便には乗れない現実の前に心の中で「終わった……」とうめくしかなかった。

泉佐野一文字のサグリ釣りで小物釣りを堪能【大阪】釣果のカギは極小針荷物置きルール(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

ノマセ釣りは断念

朝4:30の始発便に乗れず、泣く泣く折り返しの2番船に甘んじた私は、1番の船着き場で波止に渡った。

泉佐野一文字のサグリ釣りで小物釣りを堪能【大阪】釣果のカギは極小針葵渡船(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

実績のある北端の赤灯台一体は常連グループが先に釣り座を構え、その隣のエリアも一足早くカレイを狙おうとする別の常連が竿出ししていてガックリ。

仕方なく離れたところ何とか釣り座を構えたが、ノマセ釣りのための小アジ(活きアジ)は、盛期と違って冬入りするとサビキ釣り自体が厳しく、赤灯台周りにしか回遊がない。

私の釣り座付近に回ってきたおこぼれは、掛かった時点で弱っていた小アジ2匹だけ。これではノマセ釣りのエサに使えない。朝7時の時点でノマセ釣りは断念した。

なお、泉佐野一文字の形状と船着場などは略図のとおりだが、詳しい解説は、以前の投稿をご覧いただきたい。

また、乗船手続きやライフジャケット規格に関する主な注意事項などは、葵渡船のホームページの「お知らせ」に掲載されているので事前に確認しておいてほしい。

極小針にイシゴカイの組み合わせでサグリ釣り

周りの様子を見ていたが、ルアー、ノマセ釣り、カレイの投げ釣りのどれも釣果が見られなかった(※後の葵渡船の釣果情報では、ハネとハマチの釣果を確認)。

この日は誰がやっても青物は厳しい日なのだろうと心の中で自分に言い聞かせ、実はこの事態も予想しての保険とも言える全く別のタックルの準備にかかった。

そのタックルは、昨年の12月にも泉佐野一文字で敢行した極小針とイシゴカイの組み合わせでサグリ釣りのもの。6.3mの磯竿2号にミチイト2号を巻いた小型両軸リールの組み合わせで、仕掛けは中通しオモリ5号に1.7号ハリスの2本針仕掛け。イサキ針6号という極小の釣り針がこの仕掛けのポイント。

泉佐野一文字のサグリ釣りで小物釣りを堪能【大阪】釣果のカギは極小針サグリ釣りの2本針仕掛け(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

カワハギ、ウマヅラハギ、波止グレといった口が堅く、小さい魚をターゲットにするために選んだのがこの針だ。エサはイシゴカイ。針を丸ごと覆うように通し刺しにし、海底ギリギリを探る。エサの石ゴカイは海水バケツに入れて活きの良い状態を保っておく。

泉佐野一文字のサグリ釣りで小物釣りを堪能【大阪】釣果のカギは極小針イシゴカイは海水バケツで生かしておく(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

サグリ釣りというとイカダ釣りのような短竿を波止際に置いて釣るイメージが一般的かもしれないが、6.3mの磯竿を用いるのは、波止際から沖向きの竿下まで幅広く探れるメリットがあるからだ。

なお、去年12月の泉佐野一文字でのサグリ釣りの模様は、以前の投稿をご覧いただきたい。

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