関東エリアの冬の船釣りといえばヒラメで決まり オススメ船宿も紹介

関東エリアの冬の船釣りといえばヒラメで決まり オススメ船宿も紹介

ヒラメ釣りが本格化! 12月1日~茨城北部も含めて広域解禁となった。各港とも連日好調で賑わいを見せている。直近の様子と釣り方のおさらいをまとめてみた。

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船釣り エサ釣り

目次

外房・茨城の船ヒラメ釣り近況【2023冬】

まずは各エリアの直近の様子を紹介しよう。

茨城北部

日立港久慈漁港の釣友丸では10日2kg頭に0~5匹。9日2.5kg頭に0~6匹、8日2.2kg頭に1~5匹。1~3日は2隻出しで出船。2日最大4.1kg含めて0~9匹。1日・3日はトップは規定数10匹。

那珂湊のかもめ丸も9日4.5kg頭に0~10尾、ワラサ、マゴチ、ソイ。7日2.1kg0~6匹。1日3.6kg頭に3~13匹にゲストに青物など交じった。2日は4.5kg頭に3~11匹、イワシ回遊中で反応を狙う。

茨城南部

鹿島新港の桜井丸では、10日5kg頭に1~6匹、別船3.1kg頭に1~6匹。4日5.3kg頭に2~9匹。3日3隻出しで5.5kg頭2~10匹、0~8匹、1~7匹。

同港の久保丸は、10日4kg頭に3kg含め数匹あがり0~5匹、3日3.5kg頭に0~8匹にマハタ、ソイが交じった。ほとんどの人が2kgアップをキャッチ。

関東エリアの冬の船釣りといえばヒラメで決まり オススメ船宿も紹介左から桜井丸、久保丸、上釣友丸、下かもめ丸(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

鹿島の幸栄丸は連日複数隻で出船しており直近の10日4.1kg頭。9日2.5kg頭、8日1.5kg頭トップ規定数。5日は4.1kg頭に3~10匹。朝から掛かりよく、同時ヒットもあり絶好調。4日は4.5kg頭に2~10匹。2、3日6.5kg頭に1~10匹。

植田丸はライトタックル専門で出船しており10日2.7kg頭に平均3匹。9日4.6kg頭に4.5kg含め良型多数で好調。4日4.3kg、4.2kg、3.2kg、1.5~2kgまで9人で10匹ほど。

関東エリアの冬の船釣りといえばヒラメで決まり オススメ船宿も紹介左幸栄丸、右植田丸(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

長岡丸も連日出船しており10日3.5kg頭に1~7匹、9日3.9kg頭に1~7匹(3隻の高低)、5日最大5.88kgで1~10匹。良型主体に好調。

波崎新港の丸天丸では、朝から食い活発で連日全員本命ゲット。10日4.2kg頭に3~10匹、5匹以上多数。3日最大4.2kgで2~10匹、次頭9匹は3人、ゲストにソイ、マハタほか交じり多彩。

波崎の浜べ丸は10日0.7~3.5kg3~6尾。

関東エリアの冬の船釣りといえばヒラメで決まり オススメ船宿も紹介左から長岡丸、丸天丸、浜べ丸(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

千葉・外房

外房では、外川の源正丸はヒラメ専門で出船している。10日3.8kg頭に12~16尾、5日外川前水深15mで4.4kg頭に7~14匹。

片貝の増栄丸、直栄丸では希望あれば出船。

大原では、春栄丸で10日貸竿初挑戦の女性が大ビラメキャッチ、最大3.3kgでトップは5匹。

春日丸では、港近くを攻めて9日3.3kg頭にトップ3匹。

大吉丸では、9日3.3kg頭に0~3匹、イワシ回遊中で大型ヒラメ期待。3kg前後6尾上がる。

つる丸では、9日4.4kg頭に0~3匹、こちらも大型期待大。

関東エリアの冬の船釣りといえばヒラメで決まり オススメ船宿も紹介左からつる丸、春日丸、春栄丸(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

船ヒラメ釣りのタックルと仕掛け

続いて船ヒラメ釣りのタックルを紹介する。

竿

2.7m前後で、6対4調子の専用がベストだ。船が「横流し」と言われる体勢になった場合、これより短いと潮上時にオモリが浮いてタナが取りづらくなってしまう。3~3.6mという長めを好む人もいる。

根周りなどをピンポイントで攻める「ポイント釣り」の場合、前記のようなことはないので2.4m前後のゲームロッドで試しても面白いだろう。

それを発展させたLT(ライトタックル)ヒラメが可能な船宿があるので、船長に許可をもらった上で試してみても面白い。こちらは1.9mほどでPE1号を使用する。

関東エリアの冬の船釣りといえばヒラメで決まり オススメ船宿も紹介横流しなら長めの竿が向く(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

リール

小~中型両軸。電動を使う人はいるが、水深がそれほど深くないため、手巻きで対応できる。「電動で巻き上げるとバラシが増える」という意見をよく聞くので、両軸が無難だ。

ミチイト

PE2~3号を100m以上巻く。5号以上を使うと横流しのときに水の抵抗を受けてしまい、オマツリしやすいので避けること。

仕掛け

専用の胴突き。基本はハリスとステイトがあればOKだが、この2つのバランスや調整が釣果のカギを握る。

また、これらにミチイトを直結させずにサキイトを結ぶ。これは、取り込みやすさやオマツリ防止のために付けるもので、ミチイトにフロロ7~8号を1~1.5m結ぶ。

関東エリアの冬の船釣りといえばヒラメで決まり オススメ船宿も紹介仕掛けは多く用意を(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

ハリスとハリ

ハリスは5~6号60~80センチ。ハリはエサの口に掛ける親バリと、背ビレや肛門付近に掛ける孫バリが必要だ。この間隔はエサの大きさに合わせて15センチ前後になる。前者は伊勢尼11~13号、後者はトリプルフックが一般的。

大型を狙うなら強度があるチヌ6~7号がオススメ。孫バリ部分に逆さバリをつけたり、チラシバリを使う人もいる。

ステイト

横流しでは40~70センチにとる。ポイント釣りでは80~100センチが基本。状況によって船宿から長さの指示があるので確認しよう。当日の状況に合わせて調整することで釣果が伸びる。

活性が低いときや潮が流れないときはタナが低くなるので、短くするといい。あとからは伸ばしづらいので、長めで用意しておいたほうが無難。市販のものは大体長めに作られているので、適宜切って調整していこう。

オモリ

横流しでは80~100号、ポイント釣りでは60~80号が使われる。しかし、潮流や水深によって変化するため、乗船予約時に必ず確認を。

ライトタックルの場合

40~50号、ミチイトはPE1~2号。横流し時には特にアタリが明確にでて、やりとりの面白さが倍増する。船宿によっては受け付けていないため注意したい。

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