明石沖播磨灘の青物シーズンも終盤戦です。11月24日にボートで明石沖のブリを狙いへ。釣り方はアジのノマセ(泳がせ)釣りです。当日は潮流のはやい大潮周りでも特に速い日。明石海峡の潮速ピークは7ノット(約時速13km)前後!そのため、潮が最速になる前に狙いを定めます。さて、念願のブリの釣果はいかに!?
次のトライでメジロ!
気を取り直して次のトライへ。再度同じ水深の場所でゴツゴツとアタリが!
今度はじっくりと我慢をしているとアジを飲みこんだ魚が走り始め、サオ先が海面へ突っ込みます。
このタイミングでアワセ!
両手でサオの弾力を活かして力いっぱいにアワセを入れ、ハリをカンヌキにかけます。少し緩めのドラグを締めこんでリールにパワーを与えたら巻き上げです。良く引いてくれます。
玉網に入れたのは、61cmのきれいなメジロ!
アタリ連発!
ボートを潮上に移動させ、再び水深60mから流します。
3ノットを軽く超える潮の流れに乗っています。底を取るのも面倒な速度ですが、水深45mのカケアガリで先ほどと同様のアタリでサオ先が突っ込みます。
幸せな瞬間です。大きくアワセると、力強く走ります。
メジロでは滑らなかった先程締めたドラグが、今度はジリジリと出ていきます。ブリの予感が!通常ハリス12号でブリを狙いますが、食いを考え10号にダウンさせているので少しドキドキします。
ついに本命ブリ!!
巻いたり走ったりの攻防が続きましたが、なんとかタモ入れ成功!玉網に魚を入れた瞬間は何度経験してもやはり感激です。
81cmとギリギリのブリサイズですが、良く太っていたのでとてもパワフルでした。
ここが時合いだったのでしょう。潮が速すぎる日は時合いの時間帯も短いようで、この後は周囲の船も退屈そうになってきています。潮も速くなってきた時間ですし、ブリにメジロの幸せ気分で10時半に沖上がりをします。
頭の中は、もうブリ鍋でいっぱい!
明石沖ノマセ釣り魅力
大きくサオをしならせ、両手でサオに力込め、ドラグを滑らしラインを出す青物釣りの醍醐味あるのが、このブリ釣りです。1回釣ったらやめられません。
明石沖では、12月中旬までが終盤戦です。この時期になると、たくさんの数は出ませんが、メジロにブリという数が少なくても重たく、おいしい大型が狙える時期です。
ボート釣りや明石方面からの乗合船もありますので、みなさんもいかがでしょうか。
<丸山 明/TSURINEWS・WEBライター>
明石海峡付近