鬼掛フィールドスタッフの齊野義弘さんが、長崎県平戸市・西浜港から五島列島の野崎島の地磯に上礁。ONIGAKE新作のハリとデザインを一新したアイテムを携え、秋磯シーズン前哨戦で大型の口太(クチブト)グロを狙った。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 防野)
秋磯シーズン開幕
記録的な猛暑が続いた今年の夏。9月に入ってからも一向に衰えることのない太平洋高気圧。しかしながら、秋分の日をすぎると秋磯シーズン開幕が待ち遠しくなるのがクロ釣り師というものである。
10月ともなると、梅雨磯シーズン以来のクロ釣りタックルの準備をしたり、釣り場の情報収集をしたりと余念がない。
上五島で口太グロ狙い
そんな11月3日金曜日。今年の秋磯シーズンを占うべく、今秋発売となった鬼掛ブランドのニュータックルたちを携えて、長崎県は上五島・野崎島へ向かい口太グロを狙うこととした。
午前2時、ホームグラウンドである長崎県・平戸島の西浜港から、浜本釣センターのアクアライナーに乗り込み出港。ベタナギの海を滑るような快適な航海で、船はあっという間に野崎島到着。
人気な五島列島の磯
しかし、3時前というのに野崎島の磯は、すでに多くの磯釣り師でいっぱいである。クロ釣り師もさることながら、絶好調のヒラマサを狙うカゴ釣り師やルアーマンに加えて、イシダイやアラ狙いの底物釣り師も入り乱れての場所取り合戦である。
大混雑の野崎島へ数人の釣り師を降ろしたあと、南端にある「一ツ瀬」北側の地磯に上がった。
30cm級のクロが連発
7時すぎ、実釣開始。1投目から30cmほどの尾長(オナガ)グロがヒット。続いて、足裏ほどの口太グロがヒットする。どうやら、この日はこのクラスがエサ取りとなりそうだ。
本命のクロではあるのだが、良型を狙うには非常に厄介(やっかい)な状況である。徐々にまきエサを効かせつつ、仕掛けの投入点やまきエサを打つタイミングなどをアジャストしながら、良型を狙って仕掛けを打ち返す。