ある土曜日は、金曜日の夜からの当直勤務明けであった。天気予報はお昼から雨の予報。釣りにいくかどうかを迷っていたが、一度自宅に帰り洗濯物などの家事を済ませる。気が付けばウトウトしてしまっていたが、まだ天気はもちそうだ。少しでもいいからアジの顔を拝みたいと思いポイントへ向けて出発した。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター福岡崇史)
少し遠投するとアジがヒット
足元付近の表層でサバをかわすのは難しいと判断して少し遠投してレンジを入れてみる作戦に移行した。傘を差しながらのロングキャストは難しいが、なんとか入れ込んでみると1投目でアジがヒット。作戦通りだ。やはりサバのレンジを超えることの重要さを思い知れた。
数匹釣れたタイミングで潮が流れ始めた。このポイントでは時折潮流が効きすぎて手に負えないこともあるが、今回はまだ大丈夫そうと感じた。この場合、ポイントの少し潮上に投げてフォールさせつつレンジを刻んでアジの場所まで届ける技が必要になる。つまり潮流、レンジ、速さの3次元で考える必要がある。
雨が本降りになり納竿
相変わらずサビキの人は足元で入れ食いとなりバケツ満タンまでアジを釣っているが、私の方は上手くレンジが入った時にポツリポツリとヒットがあるのみである。しかしわかり始めたタイミングで傘でも手に負えないような雨降りになってきた。さすがにこれ以上濡れるのは避けたいと感じ納竿とした。
<福岡崇史/TSURINEWSライター>