釣り人なら知らないと損をする【自動車保険の使える特約3選】 選び方も解説

釣り人なら知らないと損をする【自動車保険の使える特約3選】 選び方も解説

休日の楽しいイベントと言えば、ファミリーフィッシングですよね。ですが、何気ない不注意で、駐車してある車にキャストしたルアーが誤って接触してしまったり、堤防側に置いてあるお隣さんのクーラーBOXを誤って落水させてしまったり……と、予期せぬトラブルの予感は付きもの。そこで今回は、不安を減らして釣りを楽しむために、プラスしておいて良かったと思った「自動車保険の特約3選」をご紹介致します。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・松永一幸

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松永 一幸【上天草市公式釣り人】

【上天草市公式釣り人】ルアー・フィッシングが大好きな磯釣り師です。「釣果」より、「思い出に残る」釣りの探究に努めています。

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自動車保険の「特約」とは

「特約」とは、ご存知の通り、基本補償にプラスするかたちで補償を手厚くするために、保険会社で用意しているオプションのこと。中には、基本補償に組み込まれて「自動セット」されている特約もあるようです。

オプションとなる「特約」には保険会社によってさまざまな種類が用意されており、それぞれ名称も異なるため、補償内容も合わせて確認するのが肝要です。

ここからは、各保険会社で取り扱いの多い特約において、釣りで該当するケースをご紹介していきます。

釣り人なら知らないと損をする【自動車保険の使える特約3選】 選び方も解説釣り人の多くは車を使って釣り場に向かう(提供:TSURINEWSライター・松永一幸)

1. 個人賠償責任特約

自動車事故以外の「日常生活の偶然な事故」により、他人に怪我をさせたり他人の物を壊したりして、法律上の損害賠償責任を負った場合に補償を受けられる特約です。

釣り場での「日常生活における偶然な事故」に該当するのは、以下のようなケースです。

・お子さんが転んでしまった時、その先に置いてあったクーラーBOXやタックル類を誤って海へ落水させ紛失・破損させてしまった。
・サビキ釣りで、釣れた魚を堤防へ引き上げる際に力加減を誤ってしまい、隣の車へ接触させ傷を付けてしまった。
・キャストしようとしたルアーが、通りかかった他の釣り人に接触し、負傷させてしまった。

初心者に限らず、ついつい没頭して周りが見えなくなる程楽しいのが釣りですよね。筆者も釣りに夢中になり過ぎて、失敗した経験が多いため、この補償範囲は頼もしい限りです。

2. 人身傷害交通乗用具事故特約

人身傷害保険で補償の対象となる事故を「契約している自動車に搭乗中の事故」だけでなく「他の自動車に搭乗中の事故」や「自動車以外の交通乗用具に搭乗中の事故」、「歩行中の自動車との衝突事故などの交通乗用具事故」に拡大できる特約です。

釣行での「交通乗用具事故」に該当するのは、以下のようなケースです。

・堤防を歩いて移動してる際に、付近を走行していた自転車・原付バイクと接触し負傷してしまった。
・釣具店で待ち合わせし、そこから乗り合わせで釣り場を目指してる道中に、事故に遭ってしまい負傷してしまった。

稀なケースですが、「転ばぬ先の杖」と安心を買うつもりで、プラスしておくと安心ですね。

釣り人なら知らないと損をする【自動車保険の使える特約3選】 選び方も解説車が横付けできる釣り場は歩行者に注意(提供:TSURINEWSライター・松永一幸)

3. 弁護士費用特約(日常生活・自動車事故型)

被保険者が負担した次の所定の費用を保険金として補償する特約です。

被害事故弁護士費用保険金

日常生活における偶然な事故(自動車事故を含む)により被保険者が怪我などをした場合や自らの財物(自動車、家屋など)を壊された場合に、相手の方に法律上の損害賠償請求をする為に発生した弁護士費用や、弁護士などの法律相談・書類作成費用など。

刑事弁護士費用保険金

自動車を運転中の事故などにより、被保険者が他人に怪我などをさせた場合に、刑事事件(少年事件を含む)の対応を行う為に発生した弁護士費用や、弁護士などへの法律相談費用など。

「もらい事故」になった時に安心

当然ですが、もらい事故の場合は、加害者(もしくは加害者が契約してる保険会社)と自身で示談交渉することになります。

スムーズに解決へ向かえば良いのですが、 時には満足な補償を受けられない示談内容になる場合も考えられます。そんな時に、弁護士などへ法律相談をする選択肢を誰でもとりたいものです。

この特約では、その相談費用を補償してくれるため、円満な解決の期待が高いことから、自分での示談交渉に不安がある方はプラスしておくと心強いです。

次のページで付帯する特約の賢い選び方を解説