10月後半の日曜日に愛知、三重、岐阜にまたがる一級河川の木曽川に向かった。もちろんリバーシーバスを狙いで、少し早めに家を出発して、夕マヅメも狙うことにした。
前半はシーバスの反応なし
愛知県愛西市の立田周辺に到着し、ランガンしてみた。船着き場周辺ではまだハゼ狙いの釣り人たちが満潮間際を楽しんでいるようだ。めぼしい流れの変化を狙ってキャストを始めたが、無反応のまま時が過ぎた。
少しずつ移動を繰り返し、夕食を車の中でゆっくり取り、しばし休憩。のんびりと潮位を確認しながら身支度をした。草むらの毛虫などを避けるため、ウェーディングジャケットを着てウェーダーを履き、タックルベストを身に着け万全の装備で水辺に立った。
いつものように川下からアップキャストしながら、川を上るように移動して岸際から探りを入れた。自分の立ち位置になる所までキャストで探り、ベストポジションの立ち位置を決めてから正面へキャストした。
しかし、前回のようにウェーディング開始30分では答えが出ずに時間だけが過ぎていった。スマホで潮位を確認しながら、たびたび休憩してキャストを続けた。
ボラ出現で初ヒット!
そんなことをしていると、キャストポイントの上流でボラが跳ねた。ここ最近ボラは勝利の女神のようで、この後にアタリが出た。ショートキャストからロングキャストまで、レンジも上から下へと探っていく。
ベイトの確認はできていないものの、サヨリがベイトの可能性もあるので、バスデイのログサーフ124Fのイワシカラーを緩いリトリーブで静かに漂わせていた。
60㎝超えシーバス登場!
扇状にキャストしていた3投目、徐々に下流側に着水点をずらした時、ゴンとはっきりとしたバイトが出た。
ここでも魚が反転をしてからアワせるような遅いフッキングが決まった。結構締めてあったドラグが音を立て下流に走られたが、ゆっくり寄せてランディング。
きれいな魚体のふっくら色白のシーバスだった。
サイズは60cmを超えているが、70cmまではない。シーバスを水からあまり出さないように撮影し、しっかり蘇生してリリース完了。これでひと安心だ。
水分補給をして小休止を入れてから、ヒットエリアへキャストを再開。それから30分は何も起きなかったが、最後の勝負でレンジを入れてみることにした。
さらに1匹追加!
あまり沈ませると危ないエリアだが、浮かせながら沈めるような操作でエフリード92SRを危険エリアに通していく。これが功を奏したのか、底着きリフトを繰り返していると、ゴンとシーバスのアタリが出た。
これも慎重に遅いアワセを入れてヒットに持ち込めた。サイズは60cmに届かないが、撮影して無事にリリースできた。
結局その後しばらく粘ったが2匹のシーバスに納得して帰路に就いた。
秋の深まりがどんどん加速しているが、冷え込むまではシーバスフィッシングを楽しみたい。
<週刊つりニュース中部版APC・土屋英孝/TSURINEWS編>
木曽川:立田町周辺