朝夕は秋の気配を感じるようになった。今年の夏は、水温の上昇で酸欠により食い渋る釣り場が多かった。今後、大雨などで水が入れ替わると酸欠が解消され、活発にエサを追うようになる。埼玉県吉川市にある吉川運動公園内にある池(通称・ひょうたん池)は、足場がよく手軽にヘラ釣りが楽しめるである。ヘラのほかにクチボソや小ブナ、タナゴなどもいるため、雑魚釣りも楽しめる。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース山野正義)
吉川運動公園の概況
吉川運動公園は、洪水などで川が氾濫した時の受け皿を兼ねて作られた公園。園内にはテニスコート、野球やサッカーができる広大なグラウンドもある。
公園は調整池を兼ねているため、日陰になる場所やトイレはない。そのため、近くにあるコンビニやスーパー、公園の西側にある役所の手洗いを利用する。
今年の6月に大雨が降った時に池が氾濫し、公園の横を流れる大場川に魚が逃げてしまった。そのため、以前と比べ魚影は薄くなった。それでも、最近はマブナに交じり尺前後のヘラと、この池で繁殖した4~8寸クラスの天然ベラが口を使っている。日並みのいい日なら、半日で2ケタの釣果が上がっている。
ポイント
周囲200mほどの小さな池。藻が密集しているため、基本的に藻穴、藻際を狙った釣り方をする。藻の張り出し具合で入釣場所や使用竿を決める。竿は7~10尺程度を用意しておけば、ほとんどのポイントは対応できる。
雨が降ると池の周囲がぬかるむ場合があるので、長靴があると便利。釣り台があればどこでも入釣りできる。周囲がぬかるんで荷物が釣り座の近くに置けない場合は、池の横に置いてあるパレットを借りることもできる(使用後は必ず元の場所に戻すこと) 。
この釣り場の常連はフレンドリーな人が多く、わからないことがあれば親切に教えてくれるはずだ。