ルアー釣りのエントリータックルを一軍と比較検証 十分使えるレベル?

ルアー釣りのエントリータックルを一軍と比較検証 十分使えるレベル?

ルアーマチックはシマノから発売されている入門モデルのロッド。2023年にモデルチェンジがあり、大きく使用が変更されました。今回のモデルチェンジでB58Lというショートロッドの番手が発売されたので、ショートロッド好きの私は、エントリーモデルながら大きな期待の下で注文してみました。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・小塩勝海)

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小塩勝海

山中湖・芦ノ湖を中心にアメリカンルアー・オールドルアーを中心に釣りの面白さ・奥深さを日々研究し、やってて楽しい釣りをテーマに魚の習性やルアーの使い方や技法などルアーフィッシングの一段深い場所を目指し発信して参ります。

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ルアー&フライ ブラックバス

使用後のインプレ

今回のタックルの組み合わせは「普通に使える」と評価出来ます。仕掛けるジャーキングやトップウォーターをやってみたい方で安価に組んで練習や試しで使ってみるのもありです。

自転車やバイクに積み込んで軽くオカッパリなどで遊ぶときに、枝の引っかかってしまいそうな林道のような険しい道でも気にせずに遊びに行けるでしょう。野池・バックウォーター探検に使うのもいいかもしれません。

小規模水路でナマズ釣りやリールやガイドなどの塩カビなども神経質にならなくて良いのも魅力。短くて取り回しのいいこのロッドなら、汽水域のチヌ・シーバス中心のベイトタックルのトッププラグを使った釣り散歩にも良い相棒になると思いました。

タックルを安価に揃えたい人へ

このロッドは、瞬間的に負荷が掛かるアクションで少し出遅れてアクションの自由度が落ちてしまいます。この点は、ロッドワークやラインスラッグを利用してルアーの挙動をカバーする必要があります。沢山投げて工夫しながら遊んでみてください。

比べてみて思ったこと

専用設計のロッドには勿論性能は及びませんが、タックルの良さとはそのタックルのコンセプトや特性がその釣り人に合っているかが最大の評価のポイント。決して数値や評価として総意が決まる物ではありません。

そのタックルでどんな風に魚を取りたいかというアングラーそれぞれの性格や得意分野でタックルの良し悪しは決まるものなのです。

今回の私の思ういいタックルの一つの基準として「一つのルアーでどれだけアクションに自由度がだせるか」と言う要素に重点を置いてみて比較してみました。この点では、やはり専用設計のロッドには遠く及びません。

しかし、それなりの操作性もあり重すぎず、ルアーアクションが全体的にまんべんなく使えてロッドパワーも極端に強くも弱くもないタックルセッティングに仕上がっていると感じました。

今回のタックルは、方向性や仕掛けがハッキリとしていない初心者アングラーにとっては癖がなくかなり使いやすいです。このタックルを起点にしてタックルセッティングを考えるには、かなりいい機会を与えてくれるロッドだと思いました。

ルアー釣りのエントリータックルを一軍と比較検証 十分使えるレベル?エントリーモデルとして適している(提供:TSURINEWSライター・小塩勝海)

<小塩勝海/TSURINEWSライター>