堤防からタチウオを釣る方法 【習性と代表的な4つの釣り方を徹底解説】

堤防からタチウオを釣る方法 【習性と代表的な4つの釣り方を徹底解説】

近畿地方では、毎年7月~8月頃から各地でタチウオの釣果情報が聞こえ始める。堤防から狙える魚の中では特に引きが強く、食味も良い人気のターゲットだ。だが、いざ実釣!となると少々コツがいる魚だ。今回は、タチウオ釣りのための基本を紹介していこう。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)

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荻野祐樹

釣り歴は約25年。得意ジャンルは渓流釣りと、カワハギ・タチウオ・メバル(全て餌釣り)等。解りやすい!をモットーに発信していきます。

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海釣り 堤防釣り

タチウオ釣りで使用するエサ

最後に、テンヤの引き釣りやウキ釣りで使用されるタチウオ釣りの定番エサを紹介しよう。

冷凍キビナゴ

タチウオ釣りで最もポピュラーなエサと言えばこれ。安価で冷凍保存が出来るため、非常に人気が高い。近年は様々な色に着色したカラーキビナゴや、集魚効果のある液体に浸したタイプも人気となっている。

イワシ

エサもちはキビナゴより悪いが、食いは抜群。仮に釣り場でカタクチイワシやウルメイワシが釣れるならば、最強クラスのエサとなる。活き・死にエサ・冷凍、どの状態でもOKだが、身が柔らかいのでキャスト時の身切れに注意が必要だ。堤防でテンヤに巻いて使用する場合、テンヤのサイズに合わせて小さめの物をチョイスしたい。

サンマやサバの切り身

こちらはウキ釣りの定番エサ。釣具店で売られている物の他、スーパーで買ってきた物もエサとして使用できる。ただし、生魚をそのまま使用するとエサもちが悪いので、軽く塩で〆てから使用すると身持ちが良くなるのでオススメだ。

サビキで釣れた魚

先述したイワシの他、生きた豆アジを泳がせたり、スズメダイや小サバを切り身にして使用することも出来る。これらの小魚は、エサ切れの際の非常エサとして考えておけばOKだ。

ドジョウ

大昔から使われている引き釣りのエサ。皮が分厚い為非常にエサもちが良く、手返しよく釣ることが出来る。尻尾の部分がテンヤから少しはみ出るようにセットするのがコツで、この尻尾の動きがタチウオを誘うと言われている。

タチウオの尾

タチウオは共食いする魚としても知られる。時折尻尾が切れた状態のタチウオが釣れる事があるが、これは共食いした証拠。

堤防からタチウオを釣る方法 【習性と代表的な4つの釣り方を徹底解説】共食いの可能性大(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)

他のエサに反応しない時、釣った太刀魚の尾をテンヤにセットして釣ると、思わぬ釣果を得ることがある。イワシ+タチウオの尾、といったハイブリッドもありだ。

タチウオを釣るなら夜釣りで

タチウオは、日中の明るい時間帯は沖の深場で活動しており、暗くなってくると浅場にやってきてエサを食べるという特徴がある。そのため、堤防から狙うなら夜釣りが基本だ。

これからの季節、日中は大変熱く熱中症の危険があるが、夜釣りなら快適に楽しむことが出来る。釣って楽しい、食べて美味しいターゲット・タチウオを、趣のある夜釣りで狙ってみてはいかがだろうか。

<荻野祐樹/TSURINEWSライター>