いよいよ灼熱の真夏が近づいてきた。暑い時期は熱中症が怖いので、家の中で過ごそう……という訳にはいかないのが、アングラーの性(さが)。どれだけ暑くても、「釣果がホットなら釣行する!」というアングラーも多いだろう(著者もその一人だ)。そこで今回は、真夏を乗り切る為の熱中症対策について紹介していこう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)
熱中症?と感じたら
どれだけ対策をしていても、気が付いたら……なんてこともある。もしも熱中症らしき症状が出てしまった場合は、どう対処するかを紹介しよう。
涼しい場所で体を冷やす
まずは即刻釣りを中止し、エアコンの効いた場所へ移動しよう。そして、氷や冷感シートなどですぐに身体を冷やすこと。冷やす場所だが、首周辺・わきの下・鼠径部(太ももの付け根)の他、頬・手のひら・足の裏も効果が高い。そして、体に熱がこもらないように心がけよう。
水分を補給
自力で摂取できるなら、良く冷えた経口補水液をゆっくり・しっかりと飲むこと。経口補水液が無ければ、塩分補給タブレットとスポーツドリンク等、塩分・糖分・水分を同時に摂取しよう。
最悪の場合は救急車
体が動かない、水分が自力で摂れない、ろれつが回らず意識が混濁……といった状態は既に緊急事態なので、躊躇せず、すぐに救急車を呼ぶこと。周りのアングラーに助けを求めるのも手だ。
熱中症を甘く見てはいけない
著者は中学生の頃、旅先で熱中症になり倒れたことがある。動機や頭痛、倦怠感がどことなくやってきて、ふいに意識がボーっとしてきたと思った時には、既に大の字に倒れていた。
「なんか少し変だな」と感じてから、わずか数分の出来事だった。幸い家族が近くにおり、看護師だった母のおかげもあって事なきを得たが、呂律は回らず、手足も全くいうことをきかず……あの時の得も言われぬ恐怖感は、今でもはっきり記憶に刻まれている。
熱中症はきちんと対策を取っていないと高確率で起こりえるし、対策をしていても100%防ぐことは不可能だ。自分自身や身近な人が熱中症で倒れてしまわないよう、この夏はきちんとした対策を取って、安全に努めてほしい。
<荻野祐樹/TSURINEWSライター>