いよいよ灼熱の真夏が近づいてきた。暑い時期は熱中症が怖いので、家の中で過ごそう……という訳にはいかないのが、アングラーの性(さが)。どれだけ暑くても、「釣果がホットなら釣行する!」というアングラーも多いだろう(著者もその一人だ)。そこで今回は、真夏を乗り切る為の熱中症対策について紹介していこう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)
アングラー目線の熱中症対策
次に、アングラーが出来る熱中症対策を紹介しよう。
日中は釣行しない
気温が最も高くなるのは、日が高くなる11時~15時頃。特に13時~14時は路面や海面からの照り返しもきつく、恐ろしい暑さになるため、この時間帯の釣行は出来る限り避けたい。おすすめは朝4時~10時頃までの早朝釣行や、夕方17時頃~深夜の半夜・夜釣りだ。
飲み物の種類
熱中症対策において、非常に重要なのが「どんな飲み物を飲むか」。水だけでは塩分・ミネラルが足りず熱中症になる可能性が高いし、カフェインを多く含むコーヒーや紅茶、玉露・抹茶入りのお茶は利尿作用があるので注意が必要だ。
かといってジュースばかりだと糖分の摂りすぎも気になるところ。そこで、著者がおすすめしたいのはスポーツドリンクと水・お茶(ノンカフェイン)の併用。どちらか一方を飲み続けるのではなく、交互に飲むようにしよう。
また、スッキリとした柑橘系のドリンクや、クエン酸が豊富な梅ジュースも良いだろう。念のため、経口補水液も1本忍ばせておくと完璧だ。当然だが、全てクーラーの中でしっかり冷やしておきたい。
ワンサイズ大きなクーラーを使用
上記ドリンクだけでなく、暑さで溶けてしまうことも考量し氷を多めに持参する事になるので、ワンサイズ大きなクーラーを使用する方が無難だ。氷がたっぷりあれば、いざという時に体を冷やすことも可能になる。
日陰のあるポイントを選ぶ
波止の灯台の影や橋の下など、日陰があるだけで疲労度が全く違う。夏場は早朝・夕方の釣行でも、出来るだけ日陰があるポイントを選びたい。一か所で粘る場合は日よけのパラソルを設置するのも手だが、くれぐれもマナーに注意してほしい。
服装に注意
出来るだけ薄い素材の服を着用し、日焼け止めもしっかり塗っておこう。著者は長ズボンのジャージと半袖のスウェット、頭には帽子をかぶり、サングラスをかけ、首元には(後頭部に直射日光が当たらないよう)タオルを巻いている。
このタオルに、小ぶりな保冷剤を挟むようにして適宜体を冷やすとグッドだ。また、全身白っぽい格好にすれば、太陽の熱を吸収しにくいのでおすすめだ。逆に熱がこもりやすい黒っぽい服装は避けるようにしたい。