今回は私のホームグラウンドの1つ、岐阜県美濃市の長良川中央漁協管内を紹介したい。今年の長良川中央漁協は長良川、板取川(片知川を含む)武儀川、津保川、全川一斉に6月1日解禁だ。今年も天然遡上は順調、期待で胸が膨らむ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・渡邉敦)
7月半ばから11月ごろまで楽しめる
漁協の放流は順調のようで、県の魚苗センター人口種主(海産系)で、放流量は12808kg。河川別には長良川5742kg、板取川3822kg、武儀川1622kg、津保川1622kg、入川料は年券1万円、日券2500円、女性と75才以上、障害者は半額、18才以下は無料。
昨年の解禁日は低調なスタートだったが、お盆前から天然遡上(海産系)が機能し始め、終盤の9月、10月は大勢の人でにぎわった。ここ数年温暖化の影響か、長良川も11月ごろまでトモ釣りをしている人を見かける。私も9月の終盤にもかかわらず、20~25cmクラスが50匹以上釣れた。
例年だと長良川の解禁は水温が低く安定していないため、釣果にムラがある。比較的、水温の高い各支流の方が安定して釣れる。中でも放流量の多い板取川が比較的安定している。長良川は梅雨明けすると天然遡上が成長して大きくなり、水温も安定する7月半ばから本番になる。
板取川・上牧橋付近
まず板取川から、上牧橋上流のポイント(通称ホンダプリモ前)を紹介しよう。板取川でも人気のポイントでトモ釣り専用区になっている。上牧橋上流右岸の河原(駐車場)前のトロ場や岩盤は解禁直後に放流の群れアユがたまりやすく、丁寧に群れアユになじむように泳がせると良い。
トロ場の下流にある水深がひざほどのチャラ瀬は、小型中心だが静かに攻めるとよく掛かる。水温が上がる午後からは岩盤からエン堤までの瀬がオススメで、午後からは特に狙いめだ。
板取川・上牧橋付近