コロナによる規制が随分と緩和され、家族で出かけやすい行楽シーズンも近づいてきた。今回は、家族連れでも楽しめる釣り方と、著者が実際に訪れて「オススメだ」と感じた兵庫県の釣り場を紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)
ファミリーフィッシング
釣りに慣れたアングラーと違い、初めて釣りに来る初心者は何かと苦労する。竿の持ち方やリールの扱いはおぼつかないし、小さな子供の場合、リール付きの竿はとても重く感じるはずだ。エサの付け方だって慣れるまでは大変だし、そもそもイソメ等の虫エサは触れないかもしれない。
そこで、足場が安全な場所で、初心者でも簡単かつ釣果が得やすく、虫エサを使わない釣り方がベストだと著者は考える。その条件に見合った釣りを紹介しよう。
著者オススメの釣り方
まずは何といっても「誰でも釣れる釣り」を最優先に考えたい。ここでは、様々な釣り方を行ってきた著者が考える「初心者にオススメの釣り方」と、どういうことに気を付ければ「釣らせてあげられるか」も解説していく。
サビキ釣り
ファミリーフィッシングの代名詞ともいえるのがサビキ釣り。餌を撒き、仕掛けを投入するだけで魚が釣れるので圧倒的にオススメだ。とはいえ、アジやイワシが回遊していないタイミングだと全く釣れず悲惨な結果になるので、必ず事前に釣果情報を得てから釣行しよう。
ハリの号数やサビキ針のタイプ(スキンやサバ皮等)については近隣の釣具店で相談するとより確実だ。餌を大量に撒く釣りのため、まきエサのアミエビはやや多めに用意しておこう。
延べ竿のエビ撒き釣り
著者の過去記事で詳しく紹介しているのが、延べ竿と活き海老を使用するエビ撒き釣り。道具立て・釣り方共にシンプルで簡単なので、初心者にもオススメだ。5分~10分に1回程度撒き餌となるエビを撒き、海中でエサが途切れないようにイメージすると良い。GWならメバル・ガシラの良型が期待できる。
胴付き仕掛けの探り釣り
足元に投入しておけば何かが釣れる、というお手軽な釣り方が、胴突き仕掛けを使った探り釣り。竿やリールを選ばないので、サビキのついでに楽しむことができる。オールシーズン根魚が釣れるだけでなく、時にグレやハネなどビックリするような獲物が釣れるのも楽しいところ。
慣れてくれば針とオモリだけの簡単な仕掛け作りにトライして狙うのも楽しいので、著者の過去記事を参考にしてみてほしい。可能であれば一か所で粘らず、あちこち探り歩くと釣果をより伸ばすことができる。
チョイ投げ
ここまでに挙げた3つの釣り方に比べると少々難易度が上がるが、投げ方さえ覚えてしまえば、初心者でも手軽にキスやベラが釣れる。慣れてくるとキャストそのものが楽しくなってくるので、アクティブな方に受けるだろう。
一番良いエサはイシゴカイなので少々ハードルが高い……と思いきや、実はバイオイソメなどのワームでも釣ることができる。一か所で粘らずどんどん釣り歩きつつ、仕掛けを歩く程度の速度でゆっくりサビく(引っ張る)引き釣りスタイルがオススメだ。例年GW頃からキスの釣果情報が出始めるので、注目しておきたい。
管理釣り場でウキ&ミャク釣り
目の前に魚を放流してもらえる管理釣り場は、正直どの釣り方よりも釣果がカタイ。最初は延べ竿のウキ釣りで、慣れてきたらミャク釣りにトライと、ステップアップが見込めるのも良いところだ。釣り場は区画分けされていることが多いので、ファミリーでも安心して楽しめる。
エサはイクラなので初心者でも安心だし、管理人さんが釣り方を教えてくれるところも多い。また、GWが明けるまではほとんどの管理釣り場が営業している。