春といえば、忘れてはならないのがバチ抜け。今回はこのバチ抜けシーバスを狙って、四日市市・四日市港へ向かった。残念ながら良型シーバスは不発となったが、サプライズゲストに44cmクロダイがヒットした。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)
バチ抜け狂騒曲
このころになると水面のバチはその数を増やし、ライズも派手になってきた。だが、その割に魚の反応は渋く、周りのアングラーもたまにサオを曲げる程度。名手の山本さんもセイゴばかりで、なかなかサイズアップとはいかないようだ。
ルアーをローテーションし、水面からボトムまでレンジを変えながら探っていくが、ここでタイムアップ。
午後8時を回るとライズは散発となり、やがて水面も静かになってしまった。バチはまだわずかに確認できるものの、心なしか沈んでいるように見える。
最終釣果
結局、この日は小さなセイゴを追加しただけで終了。バチ抜けシーズンらしい「祭り」にはほど遠い状況で、例年に比べて入っている魚の数が少ないような雰囲気だった。
残念ながら良型シーバスの配当はなかったが、それを補って余りある満足感を与えてくれたのがサプライズゲストのクロダイ。
バチを捕食するのはシーバスだけではなく、過去にはメバルなどさまざまなゲストも顔を見せている。シーバスにこだわらずとも、多彩に楽しめるのが海の釣りの魅力だ。
バチ抜けはこれからゴールデンウィークごろまで各地で発生するので、まだまだチャンスは十分にある。
寒さも緩み、快適に釣りが楽しめるシーズン。みなさんも身近な釣り場に足を運んでみてはいかがだろうか。
<週刊つりニュース中部版APC・浅井達志/TSURINEWS編>
四日市港