普段エリアフィッシングではオールリリースを行っている筆者であるが、いわゆるイロモノと呼ばれるマス類や大型の個体が釣れた時などはレギュレーションに従い、持ち帰れる時は持ち帰っている。先日の千早川マス釣り場でイワナの放流があった際、大型の個体であったため持ち帰って食べてみた時の様子をレポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター福岡崇史)
40cm超えのイワナを食す
サイズは40cmを超える個体で、放流直後のオレ金のスプーンで釣れたものである。トーナメントポンドである千早川マス釣り場では時折大型の個体が放流され、味も抜群と聞く。
キープしたはいいものの、一人暮らしではどのように食べようか少し迷ってしまった。釣ってキープしたからには美味しく命を頂戴する。
料亭でも食される
昼休憩の際にスマホのレシピを漁り、簡単かつおいしいレシピを考えた。パターンとしては定番の塩焼きに加えて洋風のムニエルなどがあったが、以前ニジマスで試したフライにして翌日も食べれるようにしてみようと思案した。
釣行後に聞いた話だが、このイワナは料亭などにも卸されているようで非常に美味で高価なものらしい獰猛な顔つきに似合わず(失礼)おいしいとは……ますます気になる。持ち帰って早速調理に取り掛かった。
下ごしらえ
釣行終了後、現地の流し場のスペースで捌くことが出来るのでワタとエラを現地で処理
をして持ち帰った。自宅のシンクに入れて頭を落とそうとするも……。
ヌメリに苦戦
マス類特有のヌメリで掴むのすら難しい。ヌメリをどうにかするために、適量の塩で表面を擦るがそれでもまだ落ちない。今度は包丁の裏でゴシゴシ。何とか掴めるレベルになったので3枚卸にしていく。身も厚く脂も良く乗っているので簡単には下せないが何とか3枚に下ろすことができた。
皮にもひと苦労
続いて下ろした身の皮を剥いでいく。これがまた一苦労であった。ヌメリの残りと新鮮さが相まってなかなか剥がれない。
フライにする
何とか皮も剥がし終えて、身を適当な大きさに切り分けていく。やはり今まで見たイワナの中では断トツの身の厚さで美味さが想像できる。ほぼ魚特有の臭みもないだろうとは思うが、下味はハーブ塩を使用した。そこに小麦粉、パン粉をまぶしてフライにしていく。低温でイワナをじっくり揚げていく(提供:TSURINEWSライター福岡崇史)