良型カサゴの数釣りが楽しめる厳寒期となった。今冬は強力な寒波が襲来して荒天が続き、伊良湖沖まで出漁できる日が例年より少ないが、好調の情報がにぎやかに伝えられている。2月1日、愛知県・南知多町師崎のまとばやで出船した。同行者は友人の剛君だ。目標は30匹とした。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣)
大波出しに移動
10分弱で神島南東の大波出しに到着。移動の間、「深場なので上げ下げに時間がかかるから一度に多点掛けすると効率がいいよ。
一番上のハリに食わせるイメージで仕掛けをしっかり緩めるんだ」とアドバイス。この日のように潮回りが緩いからできる釣り方だ。
「水深55m前後です。始めてください」のアナウンスで再開。このエリアを何度も移動してくれるものの、1時間程度はポツポツの拾い釣りの状況が続く。
ラストは怒とうの入れ食い!
11時ごろから日差しが暖かくなってきた。それに合わせて水温が上昇してきたのか、食いが上向いてきた。アタリの間隔も短くなり、船内の活気も上がってくる。
そんな時、ククンと小さなアタリを拾うと、よく引いて抵抗する。首を振るのでカサゴではなさそうだ。釣れたのは大きなベラ。そして「かなり重たいです」と剛君を見ると満月にサオを曲げている。やがて良型カサゴの3重連が水面を割った。
正午すぎ、強いアタリで23cmのカサゴを釣り28匹となった。目標の30匹はいけるだろう。カサゴの活性はグングン上がり、昼すぎには入れ食いに突入した。船中で赤色が舞っている。
最後の流しで40匹到達
12時50分、「最後の流しになります」とアナウンスがあった。この時点でベラも含めて38匹、もうひと声で大台の40匹に届く。
エサを全て新品に交換し、ハワセでエサを自然に漂わせつつ、ゆっくりゆっくりと巻いて誘うとククン、ギュイーンとひったくられた。
良型のダブルでジャスト40匹。そして1時に終了。良型中心の大釣りに大満足の釣行だった。剛君はカサゴ20匹プラスキジハタ35cmの合計21匹だった。
<週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣/TSURINEWS編>