1、2度だけお遊びで短時間だけしたことのあるオフショアジギング。今年から本格参入を、と考えており、いろいろ調べていると絶好の相手を発見。初戦の相手としてマグロを釣りに行った。流行りのトンジギの素直な感想と様子をお伝えしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター永井航)
釣ったビンチョウマグロを観察
帰宅後は家で妻に魚を見せびらかした後解体開始。解体しながらも今度は生物屋の血が騒ぐ。まず目を引くのはトンボマグロの特徴である大きな胸鰭。不釣り合いな程に大きい。この大きな胸鰭により小回りが効くことが予想できる。
またマグロの中では小型というのも小回り・旋回性に一役買っているだろう。そして背鰭には他のサバ科のカツオやマグロの仲間に見られる抵抗を限りなく無くすための収納ポケットがあり、高速遊泳にも抜かりなし。早く泳げて小回りが効く。これは捕食にも逃避にも有利な形質なはずだ。
マグロの中でビンチョウマグロは小型種だが小回りを効かせるため、あえて小型化したのではないだろうか。
釣魚グルメを堪能
さて、身の方はというとこんなに沢山の身取れるのか!というくらい身が取れる。妻もたまらず「2匹目釣ってたらどうしたの?」と聞いてくる。私も答えられない。今回の1匹も妻の実家や職場の人にも沢山あげたのだが、それでも5日くらいはマグロを食べ続けた(まだ竜田揚げ用の切り身と焼き用のカマがまだ冷凍庫に眠っている)。
複数匹ないし15kg以上の魚を釣った人はどう処理するのかもかなり気になるところである。ちなみコトンサイズでも大トロが結構あったことに驚いた。赤身部分も含め食味もバッチリであった。
ぜひ挑戦を
初の本格ジギングにおいて無事に本命を釣ることができたが、実際にやってみると手返しの遅さやシャクリ方など次に繋げるべき点を多く見つけられた。
体力消費はあるが思ったより簡単だったトンジギ。飛び込んでみるとなんとかなるので、マグロをジギングで狙って釣ったという実績を是非多くの人に味わってもらいたい。ただし釣れれば良いが、釣れない時の体力、精神力の損耗は計り知れないこと最後に付け加えたい。
<永井航/TSURINEWSライター>