1月17日(火)、東京湾久里浜港からタチウオ乗合に乗船した。前週に金沢八景の忠彦丸のタチウオ船に乗った際、私の良型14尾に対してトップはドラゴン級が多数交じって41尾。どこが違うのか、しばらく釣り方を拝見した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・間宮隆)
カワハギ釣りの穂先を改良
まず気づいたのは、竿の調子の違い。穂先はしなやかで、なおかつ胴はしっかりしていて軽いため、シャクると穂先がスッと平行に戻るような感じ。わずかなモタレも明確にアタリとしてとらえ、ビシバシと掛けているように見てとれた。
一方、私は万能ライトゲーム竿だったので、少し胴調子気味。シャクリを入れたときの穂先の戻り方に少し難があるように思えた。
「そうだ、あの感じの竿を自作してみようか」と思いつく。さっそく自宅で使っていないカワハギ竿に、市販のグラスソリッドの穂先だけペーパーヤスリでしなやかに削り込んでガイドを付ける。それを元竿に挿して自作タチウオ竿を作成したので、その効果の検証を兼ねての釣行。
ワイロン仕掛けを採用
ハリスの先は、普通のワイヤーよりもしなやかなワイロン仕掛けにした。また、前回はハリとの結び目はダブルスリープ止めにしたが、今回は直結びに。ただ、直結びするとどうしても締め込んだ際にワイロンのしなやかさからか、クルクルとチモトが丸まってしまう。その丸まった部分に瞬間接着剤を塗り、指でシゴくとまっすぐに戻る。問題点を解消できたので、今回は直結びにしたわけだ。
ワイロンとハリスとの結びは、チチワをダブルスリーブで作り、そのチチワにハリスを結ぶ。また、ダブルスリーブとチチワの結び部分は、少しでもタチウオに毛嫌いされないように、蛍光ソフト玉でカムフラージュしてみることにした。
ドラゴン交じりでトップ41尾
7時20分、釣り人12名で出港。20分ほど走って、走り水沖でスローダウン。「63mから53mまで誘ってください」のアナウンスで仕掛け投入。さっそく私の竿にアタリがあった。そのまま軽くシャクリを入れながらリール半回転で誘い上げていくと、59m辺りでズドンとハリ掛かり。途中ですごく引いて、1尾目から指5本。
隣のベテランの和田さんは、ハリスが7号通しのため、一発目で噛み切られた。ハリのサイズを2/0から3/0に交換すると、2投目は無事に本命をゲット。
多少の中だるみはあったものの、その後も順調に推移。私は本命24尾、隣のベテラン和田さんが26尾。私としてはまずまずと思ったが、当日のトップは41尾。この釣りの奥深さを改めて感じながら帰路に就いた。
<週刊つりニュース関東版APC・間宮隆/TSURINEWS編>