今年も茨城の海に、タチウオの群れがやってきました。釣行当日は群れが散ってしまい、出だしからマダコ中心の釣りとなってしまいましたが、最後の最後で、奇跡的に船の近くで群れが出現。マダコとあわせてお土産を確保した釣行をレポートします
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)
終了直前にタチウオ出没
時間は12時15分。あと15分で沖上がりというところで、船長なにやら興奮した声でアナウンス。何やら港の目の前でタチウオの群れが現れたとの情報をキャッチした様子。猛スピードで向かいます。
すると、案の定那珂湊前は大船団。すぐさま仕掛けを投入!タチウオの群れは速いらしく、この後2回移動し、群れを追ったものの、あっという間に群れがなくなってしまったようで、船団は散り散りに。
沖上がりの時間をとうに過ぎていたこともあって、ここで納竿。実質20分足らずでしたが、半ばあきらめていたお土産を2匹確保でき、なんだかもの凄く得した気分になりました。
最終結果
1.5~2kg(船長目測)のマダコ3匹、指4本のタチウオ2匹。「もっとタチウオを釣りたかった」が本音ですが、むしろこの状況では、最後の最後で、港前に群れが現れてくれたことがラッキーだったとも言えるでしょう。2匹いれば、炙り刺、塩焼き、骨せんべいを、1食分ですが4人家族で十分満喫できますからね。
タコの道具汁に挑戦
青森県下北地方の郷土料理、「タコの道具汁」。道具とは内臓のことで、「生きるための道具」からきているそうです。元々、この地方の、漁師達のまかない料理で、足や頭は売り物にし、残った内臓(道具)を煮込で作ったもの。「もったいない」から生まれた、素晴らしい発想のこの料理は、是非実践したいところです。
とはいえ、今まで何度か挑戦し、いつも生臭さが残ってしまい「イマイチ」のできになってしまっていたのですが、今回、しっかり湯通しし、充分な臭み対策を施してから作ることで、これを解消。墨袋も一緒にしてしまって、真っ黒の見栄えになってしまったものの、味については妻も納得してくれた一品に仕上がりました。
筆者おすすめは味噌仕立て。寒い冬にタコが釣れたら、是非試してみてください。
<尾崎大祐/TSURINEWSライター>