ルアーシーバスのポイントはハイプレッシャーで魚がスレている。釣りができる場所自体も減る一方だ。そんな中でも楽しむために、「身近な河川の見直し」をしてみてはいかがだろうか。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)
3.干満の差でかわるポイント
河川には干潮時には干潟になるが、満潮時にはベイトが寄り付く好ポイントにかわる。そんな所があります。これは干潮時に釣り場を見ておかないと発見できませんし、満潮時しか釣りになりません。なので、狙うタイミングがとても重要。いつ、どの潮周りで釣るのか?どんなルアーで釣るのか?自分なりの攻略法が必要です。
しかし、これが解れば他のアングラーが釣りにならないと判断しても自分だけは釣ることが可能です。こういったポイントは根掛かりも多く釣りにくいですが、超が付く好ポイントなので難しいですが狙ってみる価値は大です。
身近な河川を見直そう
いかがだったでしょう?シーバスのポイントは身近で意外な場所が多いと思わないでしょうか?言われてみれば……そのような場所が多いのです。
橋脚周りや明暗といったわかりやすいポイントは、全国どこでもスレきっている。昔はもっと釣れたのに……と誰もが感じる近年。穴場的な場所を見つけても駐車場がない、足場が悪い、オバケが出る、立ち入り禁止になってしまったなど、本当にシーバスフィッシングは釣りそのものが身近でなくなってきています。だからこそ周りの環境を見直し、釣りそのものを変えて行く必要があると考えます。
確かにイナッコやコノシロ、サッパなどを見つけるのが近道ですが、それだけでは十分とは言えません。特に冬場は水鳥のエサがそのままシーバスフィッシングに役立つし、エイも低水温に強いから食性は参考になります。イナッコやコノシロがいなくても、これならシーバスに近付けると思う。
春や秋など釣りやすい季節なら多少スレていても釣りになるが、それ以外の季節はそうは行きません。新しい場所を見つけるのではなく、新しい視点を持って身近な河川で一年中シーバスフィッシングを楽しみたいものです。そのために周りの環境からシーバスを想像してみてほしい。筆者はそのように思います。
<宮坂剛志/TSURINEWSライター>