ショアの釣り、また沖釣りでも重要になる、夜釣りにおける外灯。漁港に建った常夜灯の周りに魚が集まるのは、よく知られた話である。とりわけ釣り人には、オレンジ色っぽいナトリウム灯ではなく、白っぽい光の昔ながらの水銀灯が好まれる。この理由をご存じだろうか?
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
水銀灯を見つけたらラッキー
次に春夏あたりに夜釣りに行ったとき、ちょっとヘッドライトを点けてその光の範囲の中を見てみよう。羽虫がちょろちょろと寄ってくるはずだ。ちなみに羽虫はこのような白の光以外にも、黄色い色も好む。そのため黄色い車には羽虫が寄りやすい。
対して類似食であるオレンジでは、ほとんど虫がつかないそうだ。とはいえ田舎では黄色系の車は乗るものではない、という話があるらしいが。
閑話休題。夜の釣り場では、やはりナトリウム灯よりも、水銀灯の方がアドバンテージがある。ただ、「水中への光の届き方」などは眉唾物で、漁港のたかだか5m程度の水深でナトリウム灯だから底まで光が届かないということがあるだろうか、などと筆者は思う。あくまで表層狙いならば、羽虫がベイトとなりやすい水銀灯の方が勝つ、これは間違いない。
<井上海生/TSURINEWSライター>