船コマセハナダイ釣行:三段引きがたまらない!【千葉県・喜美丸】

船コマセハナダイ釣行:三段引きがたまらない!【千葉県・喜美丸】

9月の半ば、外房片貝の喜美丸を訪れ、コマセでハナダイ(チダイ)を狙った。メリハリの効いた三段引きが魅力のハナダイを無事に釣り上げられたのか。

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ゆったり誘いで一荷!

そこで、シャクリ幅を小さくし、10秒ほど少し長めのインターバルを入れてみる。このゆったりペースを繰り返すうち、クックッと初アタリがきた。

軽くアワセを入れ、巻き上げにかかると、グッグッと引き込みが強くなる。

しかしながらデコダイの突っ込むような強烈な引きにはほど遠い。それでもソフトながら三段引きらしき引き込みはたびたび訪れ、楽しませてくれる。

仕掛けをたぐると、白っぽい2つの魚影がヒラを打ちながら上がってきて、手のひら大のハナダイを一荷で抜き上げ。

同船者にもアタリ続く

船コマセハナダイ釣行:三段引きがたまらない!【千葉県・喜美丸】3段引きを楽しんだ三上さん

右を見ると、阿部さんが湾曲した竿を抱え懸命に巻き上げている。時折グッグインと竿先が強烈に引き込まれているので、良型の期待がかかる。やがて、ピンクの美しい魚体が海面に横たわり、慎重に引き寄せ、ソーッと抜き上げた。

「きょうはテンポの速い誘いには反応しないね。あまりシャクらず、静かに待っているほうがアタリがでるよ」とベテランの弁。

次の流しでは、トモに座る三上さんにアタリ到来。相次ぎ訪れる三段引きに「ひさびさにメリハリの効いた引き込みだよ」と、存分に楽しみながら巻き上げる。

こちらもナイスサイズの美形を抜き上げると、「やはり鋭く突っ込むような三段引きはたまらないね」と、ぞっこんの様子。

ポイント移動しマダイも

船長はつねに魚探とにらめっこをし、反応が薄くなると、こまめに移動し、知り尽くしたポイントをつぎつぎに探っていく。そのたびにポツリポツリと小気味いいアタリが訪れる。

船コマセハナダイ釣行:三段引きがたまらない!【千葉県・喜美丸】マダイをあげた郡司さん

「左舷でマダイが上がったよ」と、仲乗りが教えてくれたので飛んで行くと、トモ2番に座る郡司さんが30cm級を取り込んだところだ。

「タイの力強い引きに魅せられて通っています。きょうはイマイチアタリが少ないけど、これから秋が深まるにつれ魚が次第に固まってくるので、これからが楽しみですよ」とコメント。

11時に沖上がり。

当日の最終釣果は?

船中釣果は、20~35cm5~15尾とゲストにマダイ、イシダイが登場。

秋が深まると数釣りのシーズンイン。大いに楽しみだ。

<週刊つりニュース関東版 APC・大村隆/TSURINEWS編>

▼この船について
喜美丸
エリア:外房エリア
出船港:片貝港

この記事は『週刊つりニュース関東版』2018年9月28日号に掲載された記事を再編集したものになります。