近年は大型メダイが釣れない。中京地区からだと遠い丹後半島の沖にある浦島礁。船で2時間以上かかり、料金もそれなりとなる。ボウズ覚悟の釣りだが、今シーズンは15年ぶりとかの好釣果が続いているようだ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・酒井栄治)
若狭大島出船でメダイ釣り
若狭大島の釣り船に予約を入れると、10日先しか空いていないと言う。やはり大人気。前日に確認を入れると、11月9日は珍しく高気圧に覆われるので安心して来てくだださいと言われ、まずはひと安心した。
港には出船1時間前に到着。やがて船長が来て釣り座のくじ引きを行う。1番を引いたら左舷ミヨシから左回りで座る。私は左舷大ドモで、サオ受けは後ろ向きだ。サオをセットして船室でひと休み。午前7時前に釣り場に到着すると、ポイントを探すことなく一発でアンカーが入った。
釣る前にミチイトの太さやサルカン結びのレクチャーを受ける。テンビン+クッション、仕掛けは市販のハリス10号3m2本バリ。オモリは150号だが、胴の間は200号、ミヨシは250号と指示が出る。潮の流れが速いようだ。
船中良型メダイ続々浮上
指示ダナ110mで始めると、初アタリは左舷胴の間の高浜市の石川さんに出た。2.1mの短ザオが一直線になっている。かなりの大物だ。次にきたのは右舷大ドモのメダイ初挑戦の半田市の新美さん。置きザオなのでやり取りはドラグの調整が主になるが、これが難しい。船長が来てやってくれたが、隣で見ていて非常に参考になった。
ついに私にもくる。ドラグが緩いのか走りが止まらない。ほんの少しだけ絞めたつもりがプツン。流れの速さも考慮しないとと反省する。
次もすぐにくる。かなり緩めのドラグにして、置きザオと手繰りを交じえて慎重に。とにかく1匹は確保したい。なんとか浮かせると船長がすくってくれ、8kg級をゲットできた。
80cmマダイも交じり好土産確保
石川さん、新美さん、私と続いてくるが、他の人たちには全くこない。オマツリが多発しているようだ。私だけがオマツリなしでアタリ連発。早く上げるためにサオを手で持ち、サオを大きく前後させて少しでも多く巻き取ることを心掛けて数釣りに専念した。
昼前にはクーラーに入り切らなくなった。7匹釣ったが、全て船長がすくってくれるし、ラインのオマツリも解いて回っていて感心した。
8匹目を十分楽しみ、釣れない人と釣り座を交代、運よくすぐに釣ってくれた。私と新美さんは80cmのマダイとワラサも釣れて良かった。年末までにもう一度冠島の中型の数釣りに挑戦したいと思う。
<週刊つりニュース中部版APC・酒井栄治/TSURINEWS編>
出船場所:若狭大島