みなさんニオイつきワームを使ったことがあるだろうか?私は何度かある。ちなみに一度などは、真昼間にそれでデカいタコを釣ったことがある。何が起きるかわからないのがニオイつきだ。正直ちょっとした理由があり好きではないニオイつきワームなのだが、今回は、まあ遊び心みたいなもので自作してみることにした。作り方を紹介していく。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
わざわざ買うほどでもないニオイつき
ニオイつきワームは、ピンキリである。安いものもあれば、高いものもある。フォーミュラとか、なんというかメーカーの「本気度」で違うのだろうか?そんなものは、こう言ってしまっては何なのだが、別にこちらの気持ちとは関係ない部分なので、筆者は「わざわざ買うまでもないかな」と最近は買っていなかった。
とはいえ、1個持っていたわけだけれど。
さあ、こいつの詳細を見てみると、ニンニクベースらしい。それに点発光という組み合わせで、嗅覚プラス視覚へのアピールの組み合わせみたいだ。ふーん。真似してもいい?
というのも最近の小型メバル、ちょーっと素のワームだと煮え切らない反応をすることが多いのだ。前回の釣行でニオイつきにかえて釣れたということもあって、自作してみることにした。
ニンニクベースで作成
必要なものはいたってシンプルで、チューブニンニクである。しかしこれだけではつまらないので、なんとなく私はごま油も足してみることにした。野性のラーメン男が好きそうな組み合わせである。
ぎょうざのタレ受けにすりニンニクを垂らして、水で溶いた。あとから思ったのだが、絶対にお湯の方がちゃんと溶けただろうね。まあ、まあ……。そこへ、ごま油を一滴。そしてワームをどぶ着け。このままラップをかけて、一晩寝かせる。
ワームはあまり使わないものを
ちなみに今回選んだワームは、ふだん、あまり使わないものにした。なぜかといえば、実績ありの重宝しているワームにすると、ニオイで釣れているのか、普通にワームの力で釣れているのかわからなくなるからだ。
ただ、実際釣り場に持って行ってまったく釣れなければ悲しいので、実績のあるワームも混ぜた。あまり使っていないワーム8割、実績ありワーム2割くらいでいく。
ちなみに途中で、手から取りこぼしそうになり、ニンニクだれをこぼしてしまった。それも、その一日二日前にコーヒーを全面的にこぼした場所である。ニオイとニオイは惹かれあうのか!? なんてのは冗談みたいなもんだが、これ、こぼしちゃうとばっちりクサイので、気を付けてください。
一晩寝かせてパケに入れる
さて。一晩寝かせて、見てみる。うん、しっかりと匂うね。こいつを魚がどう思うか知らないけれど、飲食店で何も知らされずこのタレを使用した料理が出てくると、人によっちゃ「こら」というレベルかもしれない。ただそれくらいやりすぎた方が、過剰な方が、なんとなく魚への効果は高い気がする。
パケに入れて保管。
ちょーっとヤバそうな見た目ですね。職務質問にあったらどうしますか?まったく悪いことはしていないのだけれど、見た目だけでアレですね。私はちなみに釣り帰りの車の運転で、なぜか赤信号で職務質問され、常備薬をパケに入れていただけで死ぬほど警察官が集まってきて捕獲スクラムを組まれたことがあります。なぜかドキドキしました。
話を戻すと、このニンニクパケ、後からわかったことなのだけれど、もう一枚上からかぶせた方がいい。液の漏出が怖いので、二重パケにして、慎重に取り扱おう。
効果やいかに
こうして出来あがった自作ニオイつきワームたち。作成費用は、もともと持っていたものと、使わないワームを浸けただけなので、実質ゼロ円。その釣果やいかに!?手間が多少かかるけれど、釣具を触っていると楽しい人なんかは、一度試してみてください。
<井上海生/TSURINEWSライター>