『ギンペイ(ウグイ)』エサのノマセ釣りでメジロにハマチ連打

『ギンペイ(ウグイ)』エサのノマセ釣りでメジロにハマチ連打

最近釣りエサ屋の多くで、活きエサ「養殖ウグイ通称ギンペイ」を扱うようになってきましたが、活きエサとして効果があるものだろうかと気になっていました。淡水魚の生命力と狙いの魚の食欲は、どうなのかと試しに購入して調査釣行をしました。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター丸山明)

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丸山明

ゴムボートから始めたボート釣りも25年を過ぎ、もうover60です。釣りを極めたいです。

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養殖ウグイ通称ギンペイとは

シラサエビ同様に活きエサを扱っている釣りエサ屋で販売されていて、生命力もあるからこそ店も在庫を持つのでしょうが、活きエビ同様と理解していいみたいです。コイ科の淡水魚で日本各地に広く生息している普通の川魚で、降海型も存在していて、海水にもかなりの適応力があるそうです。年中販売しているので、好きな時に好きな数を入手できるのは、メリット。これで、狙いの魚がアジ並みに食ってくれれば、便利なエサです。

小アジの確保は、朝の貴重な時間を費やす手間、秋深まりとその確保も容易にならなくなり、結構なストレスでした。淡水の活きエビ同様の容器で買い求め、エアレーションをしているだけで元気です。今回は、前日に5匹を買いましたが、10匹でも問題なく生きているでしょう。不安がある場合は、ブクブクを2台にするか、強力タイプを使うと酸欠防止ができます。子供が金魚を水槽で飼うのと同じレベルで十分です。

『ギンペイ(ウグイ)』エサのノマセ釣りでメジロにハマチ連打前日仕入れ朝までエアレーション(提供:TSURINEWSライター丸山明)

高コスパ?

早朝に時間を費やしたくなく、アジの食いが渋い時は、5匹確保したら未練がましくせずに釣り場に急行していました。だから、5匹買えば十分に青物を捕まえてくれるはずですが、金魚と同様の生命力と思えば余っても何日かは保存できると思います。勿論、波止釣りでも使え、小アジが釣れなくても青物を狙え、数も必要に応じて用意すれば合理的な活きエサです。

1匹200円の価格を高いか安いかですが、5匹で1000円 10匹で2000円 気の利いたジグとフックで10匹分でしょう。安くはないですが、リーズナブルと思えるし、サビキ仕掛けとアミエビで1000円近いでしょう。おまけに、朝のストレスがなく、時間も無駄にしないので、そちらが大きなメリットです。

デメリット

難点がひとつ。小さくトゲトゲがないので食われっぷり抜群ですが、機敏なハマチが先に食ってしまう傾向があるのではないかという懸念だけです。レギュラーサイズのハマチでも、一気に丸のみにしますので、食われっぷりは立派です。

エサとしての使い方

小アジと同様の使い方です。ハリを背掛けか上あごに掛けるかで、顔が小さいので鼻掛けはできにくいです。淡水魚でも海水はへっちゃらで泳ぎますので、テンションを強くかけないようにゆっくりと沈めていき、着底後 3~5mほど底を切り、青物の捕食帯を泳がせます。

アタリは、前アタリなどなく青天の霹靂のごとく、いきなりの本アタリでサオ先は海面に突き刺さりますから、手持ちです。とにかく気持ちのいい本アタリが出て、一気に走ります。ハリの多くは太軸を使っていますので、しっかりとアワセを入れるフッキングは必須です。あとは、強引を味わいましょう。

『ギンペイ(ウグイ)』エサのノマセ釣りでメジロにハマチ連打背掛けでセット(提供:TSURINEWSライター丸山明)

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