11月4日(金)妻と沼津へ釣りに行ってきた。折角の平日釣行だったが強風の影響などにより計画が二転三転し一体どうなるのかと心配になったが、結果はとても有意義な1日を過ごせて大満足の釣行となった。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター藤倉聡)
係留船ちどり丸へ
そこで昔、筆者が何度か利用したことがあることから要領を得ている、戸田にある「ちどり丸」の係留船での釣りを提案。船宿に電話すると「やってますよー」との返事をいただいたので早速予約した。
この時期ならまだ青物が狙えるかも知れないと思い、コマセやプラビシ&仕掛けを買いに一旦市街に戻ることを決断。そのころ日が登りだし、海がキラキラと輝き始める。平日に素敵な景色を見ながら海岸線を走り、日頃のストレスが解消されて幸せだ。
係留船とは
係留船とは、湾内に係留されている船にボートで渡して貰って釣りをするスタイルのことを言う。釣り方等の自由度が高いのが魅力だ。
カワハギ釣りからスタート
8時半頃現地に到着。船長に最近の釣果を尋ねると「あまり釣れていない」とのこと。しかしのんびり竿が出せればそれで充分。早速乗船名簿に記入して係留船に渡して貰った。
乗船するとすでに何組かの釣り人が思い思いの釣り方で竿を出している。筆者も「これで釣れればヒーローだ」と泳がせの仕掛けを投入しながらほくそ笑む。
次にコマセがとけるまでカワハギ狙いのタックルの準備をする。こちらの係留船でカワハギを狙えるか心配だったが、数日前に4匹釣れたらしいので気合が入る。まず妻にカワハギ釣りの基本的な釣り方である「誘い・タタキ・タルマセ」の3パターンをレクチャーする。
ゴンズイ連発
竿をそのまま妻に渡し、筆者が自分のタックルの準備をしていると、彼女が「きたかも~♪」と嬉しそうにリールを巻きだした。しかし「竿をカンカンと金属的にたたく感じではないなぁ……」とのこと。上がってきたのはやはり本命ではなくゴンズイ。
この魚に刺されると大変痛い思いをするのだが、彼女は知らずに「なんだこの魚は?」と言いながら不用意にも魚に触ろうとしていたので慌てて注意した。
筆者にはハコフグ
筆者も第1投。タタキ、タルマセ、誘いをミックスしながら釣っているとアタリがきた。しかしこちらもカワハギの引きではなく「何だろう?」と思いながらリールを巻いてくると釣れたのはハコフグ……。
さらに妻が続けてゴンズイを追釣しゲスト祭りになってきた。
ゴンズイのダブルも
一方、泳がせ釣りのタックルは沈黙が続く。折角前日から用意したギンペイ、どんな魚でもいいから食いついて欲しいと願いながらタナを色々と調整する。妻が再び「きたー」と言ってリールを巻きだす。彼女の竿を見ると先程よりも引きが強そう。それもそのはずゴンズイがダブルで釣れ上がってきた。
コマセ釣りスタート
コマセが解けてきたので二人ともマダイ&青物狙いに切りかえることにした。しかし船長が教えてくれたように「青物は湾内から出て行ってしまった」ようで、夏から秋によく釣れるソウダガツオすら掛からない。他の釣り人が全員帰ってしまったので、船内広く探れると思い今度はサバの切身をエサに根魚を狙ってみることにしたが、こちらにもアタリが訪れることはなく14時に沖上がりとなった。