2日目の実釣スタート
翌日。出港から約30分後、船が減速する。「仕掛けにエサを付けてお待ちくださーい」と船長のアナウンス。「はい、どーぞー。水深〇〇m」。前日の悪い流れから期待と不安の1投目。無事に水深約100mの海底にオモリが着地。アタリはないが、今回は前日食らったサゴシカッターでラインを切られることもなく、オマツリもせずでホッとひと安心。
船中本命顔出し
「はい、本命あがりました。おめでとうございます」と船長のアナウンス。船内でさっそく1尾目のアカムツがあがったようで、船中にわかに活気づく。その後もポツポツと本命アカムツが上がり、そのたび船長の「おめでとうございます」の声が響く。
アカムツらしいヒット到来
筆者はまだ前日に引き続き釣果がないままで焦るが、スタートフィッシングから約30分後、ガツガツとアカムツらしい乱暴なアタリにアワセを入れた。電動リールのスイッチオン。
水圧の変化に強く海底から海面までどこでも暴れるアカムツは、口もやわらかくバレやすい。電動の巻き上げ速度が速すぎると口切れでバレてしまい、遅すぎてテンションが緩むと泳いで逃げきってしまう。加減が難しい。だからこそ最初の1尾目の顔を見るまでのドキドキ感がたまらなく楽しい。「あと何mですかー?」と中乗りの船長の奥様。「50mです」。
待望のアカムツ手中
たまにアカムツが竿を叩いてくれるとバレてないことが確認できてうれしい。「あと30m」「20m」「10m」電動リール停止後は手巻きで海面まで巻き上げる。中乗りの奥様が手際よくラバーネットで下針をくわえたアカムツを取り込んでくれた。「はい、本命上がりました。おめでとうございます」初めて筆者に向けられた船長の祝福のアナウンス。
まさかのアカムツ連続ヒット
序盤に本命の顔を見ることができてプレッシャーから解放されたせいか、その後筆者に連続ヒット・連続キャッチ。午前中だけで7尾を釣り上げた。
本命ツ抜け達成
干潮時刻のお昼前後にはアタリが少なくなったが終盤にかけてポツポツと追釣。9匹目を釣り上げると、すかさず「はい、ツ抜けリーチですね」と船長のエール。船長は全員の釣果を逐一把握しているようだ。約1時間後の午後3時ごろ10匹に到達した。
釣友の寺さんは連日の安定釣果でこの日もアカムツを3匹釣り上げた。