たっぷりの脂が魅力の惣菜魚・ギンダラ。焼き物や煮物で食べられることが多い魚ですが、ここ最近は「生で食べられる」養殖ものが人気となっています。
(アイキャッチ画像提供:茸本朗)
生のギンダラは美味しいけど「若者向け」
国産のギンダラは、過去の乱獲や漁場の減少などにより今ではレアな存在といえます。現在国内で食べられているギンダラのほとんどは輸入もので、脂が多く鮮度落ちが早いことから基本的には冷凍品となっています。
養殖のギンダラは珍しいだけでなく、活け締めの後冷蔵で輸入されるため生食が可能です。そのため刺身や寿司で提供されることが多くなっているようです。
生のギンダラは白身の中でもトップクラスに脂肪含有量が多く、噛みしめると口の中で肉汁がじゅわっと染み出すほど。トロをも超える味と言われるほどで非常に美味……なのですが、アラフォーの胃には正直ちょっと重いなぁと思わされます。バクバク食べられる若い人が羨ましいものです。
<脇本 哲朗/サカナ研究所>