6月17日(金)、最近の定番場所となっている静岡県熱海市の熱海港にシロギス狙いで釣行した。強風に苦労した釣行となったが、キスはポイントにさえ届けば食ってきて、シロギス14尾の釣果を得た。当日の模様をリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・諸伏健一郎)
熱海港で投げキス
8時すぎに熱海港に到着すると、北西の強風が吹いている。天気予報では、南寄りの微風だったのでビックリ。駐車場には、この風のため釣りを諦めて帰って来る人もちらほら見受けられる。いつもならば、自分も帰るような状況なのだが、とりあえずやってみることにした。
釣り座は岸壁の中ほどで、33号負荷の並継ぎ竿、これに投げ専用リールをセット。ミチイトはPEライン0.6号、強風のため腕を短く改造したL型固定天ビン27号の組み合わせ。風の影響を受けづらくするために、余計な装飾品を省いた6号の4本バリ仕掛け。エサは、青イソメとジャリメを使用。
18cm級頭に本命手中
1投目は、めいっぱいの遠投。北西風だと左斜めからの向かい風となるので、飛距離が出ない。イトフケを取ってみると6色付近で、距離的には微妙な位置。
風でアタリはわからないので、5色までの1色間をゆっくりと探ってから巻き上げに入ると、何だか重い。自信はなかったが、18cmと15cmのキスがダブルで釣れてきた。
2投目は着底直後にブルッとアタったような気がしたので、すぐに巻き上ると18cm級の本命。
まさかのアオハタ登場
3投目は、着底後に少し探ったところで本命とは違う大きなアタリ。少し送り込んでから巻き上げに入るとかなりの重さ。ときどきリーリングをストップするほどの引き。何だろうと思っていると、3色ほど先にボコンと魚が浮上したが、再び下へ下へと潜っていく。
慎重に足元まで寄せてくると、茶色の魚体に斑点が見える。ハリスが細いのでそーっと抜き上げると、釣れてきたのは、30cmほどのアオハタ。オオモンハタなら沼津港でよく釣れるが、アオハタは初めてだ。まだまだ大きくなる魚なのでリリースすると、元気に泳いでいった。