関西でのアマゴの解禁は3月~4月にかけて開幕する。しかし、シーズン初期は水温がまだ低く筆者の得意とするルアーではまだ釣りにくい。GWが過ぎた5月初旬からが本格的なルアーで狙えるシーズンだ。そんな五月晴れが続いた5月中旬。水温もそろそろ上がっただろうと思い奈良県野迫川村の川原樋川へ釣行した模様をレポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター福岡崇史)
渓流ルアー釣り
平日の5月10日。朝はゆっくり出て昼前にホテルのせ川で年券を購入して入渓した。今年こそ前年より通いたいという思いで気合十分でホテルのせ川の上流よりスタート。渓流用の5.6ftのトラウトロッドに1000番のリールにエステル0.4号+フロロ0.8号のリーダーで淵を中心にテンポよく上流へ釣り上がっていく。
渇水で低活性
しかし、いい天気が続いた5月初旬だったので河川は渇水気味でどうやらアマゴの活性は思っている以上に低いようだ。出来るだけ水深のある場所を探っていくが1チェイスのみ。アングラーが入渓しやすい場所なだけに釣りきられている可能性も否定できないが、ある程度釣り上がった所で車に戻り上流へ走らせた。
上流で今季初アマゴ手中
最初の場所から2km程上流へ上がって来た。再びロッドを手に入渓する。最初同様にミノーを中心にテンポよく撃って行く。下流に比べてチェイスは増えてきた。以前釣れた淵の大石周りをミノーの連続トゥイッチを入れると絡みつくようにアマゴが追って来た。少しテンポを速めるとヒット!今季初のアマゴ。慎重に誘導してゲット。嬉しさの余り少し声が出てしまった。
しかし、その後の場所では追いはあるものの反応が希薄になり再び迷いの境地に入ってしまった。このままミノーで攻めるべきか、カラーをチェンジするか選択肢に困ってしまった。
「スピナー」へルアー変更
ボックスを見ているとふと目についたのがスピナー。1回の釣行で使用する時と出さない時に分かれていたルアーで、タックルボックスの肥やし状態であったが、渇水で浅場が多いのでひょっとすると釣れるかもと感じたのだ。
シルバークリークスピナー3gで、黒のブレードにイエローアクセントが入った蛍というカラー。川虫を食べている個体にはよく効くといわれるが、正直半信半疑であったが状況を打破したいという思いで試してみることにした。