盛期を迎えている静岡県御前崎沖にある金洲のコマセ五目釣り。ターゲットは特大イサキのほか、ウメイロやシマアジなどゴージャスな魚が名を連ねる。今回、この釣りのだいご味や要点とともに、6月2日にオーナーばりの今永さん、西馬さんと訪れた実釣の様子をリポートしたい。
（アイキャッチ画像撮影：TSURINEWS編集部・五井）
TSURINEWS編集部
博栄丸で金洲釣行
金洲を訪れたのは6月2日。乗船したのは静岡県・御前崎港の博栄丸。1時間半ほどの航程を経て到着し、午前6時に実釣開始となった。
日の出前に出船し金洲へ（撮影：TSURINEWS編集部・五井）吹き流しイナダ五目仕掛け
吹き流しイナダ五目仕掛け（撮影：TSURINEWS編集部・五井）船長から50mまで仕掛けを落とし、40mまで探り上げるようアナウンスが入る。今回同行したオーナーばりの今永さん、西馬さんともに、同社の仕掛け「吹き流しイナダ五目」（6号ハリスのも）を使用。この仕掛けは対青物を想定し、枝スとミキイトの接続部を編み込みで結節してあり、通常の結びより強度が10％アップしている。
1投目から大型イサキ連発
投入後、各自コマセをシャクリ出しながら探り上げると、ミヨシから順にドドッとサオが曲がった。上がったのはそろって30cm台後半のイサキ。
朝マヅメは特大イサキが連発（撮影：TSURINEWS編集部・五井）投入のたびに30～40cmのイサキが連発し、ときに一荷もきた。魚の活性、魚影の濃さともに文句なし。ただし、潮が3ktと早く、再投入のタイミングが限られたことが悔やまれた。
料亭の味「ウメイロ」が登場
速攻でウメイロを手にした西馬さん（撮影：TSURINEWS編集部・五井）しばらくのち、船は移動を行いウメイロが狙える場所に入った。ウメイロはイサキの下に群れを成すことが多いゆえ、両名とも探るべきタナのうち、下半分を重点的に探った。
すると、45～46mの層でサオを叩くアタリが。上がった魚は狙いどおりウメイロ。特に関東で人気のあるこの魚は、イサキ同様トロリとした脂を身にまとい、肉質はイサキよりも歯ごたえがあって超絶美味。巨大魚の巣銭洲に遠征した際、本命よりもお土産のウメイロ釣りに夢中になる人がいるほど魅力的なのだ。
ウメイロとイサキを同時に狙う
今永さんウメイロと特大イサキのダブル（撮影：TSURINEWS編集部・五井）下層でウメイロを掛け、そのまま誘い上げてイサキを乗せ、一荷を繰り返した今永さん。使っている仕掛け「吹き流しイナダ五目」には、アピールの高いケイムラ塗装が施され、貫通時の抵抗を極限まで減らすカッティングが施された同社のハリ「泳がせのませ青物」が使用されており、追い食い時にその威力を発揮していた。
鋭いハリ先が追い食いした魚を逃さず（撮影：TSURINEWS編集部・五井）小型のシマアジも顔出し
小型ながらシマアジも（撮影：TSURINEWS編集部・五井）ウメイロとイサキの連発が続くなか、型は小ぶりながら今永さんがシマアジをゲット。金洲のシマアジは4～5月ごろが盛期で、今の時期はシマアジ以外の魚が多く、この魚までエサが届きにくいと言われていたが、しっかり手にすることができた。
ウメイロの追加も続いた（撮影：TSURINEWS編集部・五井）
