80cmを超えるモンスターマダイの聖地鷹巣沖。今年も4月の下旬から本番を迎え、数型とも釣果が急上昇し始めた。4月25日、福井県福井市にある鷹巣漁港出船のみの浦丸に乗り、モンスターマダイの姿を追った。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)
ラストに80cm級大ダイ浮上
見る間にトリヤマは成長し、海面ではブリがガボガボやっている。その下には山盛りのベイトとマダイの反応がある。
タイラバやジグが投入されると、さっそくアタリがありマダイを追加。その後もアオハタや良型のヒラメが上がって盛り上がる。やがて迎えた夕マヅメ、船中にドラグ音が響き、80cm近い大ダイがキャッチされ今釣行を締めくくった。
当日ヒットのあったタイラバのユニットは、ヘッドが80~160gまでのグローや赤金系。ネクタイは細身のカーリー系で、カラーはピンクゼブラやオレンジ、クリアーホワイト系。グリーンを基調にしたものでもヒットがあった。
強波動ネクタイが有効
帰港後、山田船長にこの時期の当たりウェポンを聞いたところ、スロー巻きでもしっかり泳ぎ、捕食本能を刺激できる強波動を出すネクタイが有用とのことだ。
また、「あいや~タコカーリー」もお勧めで、イカ・タコ系ベイトを意識したルアーに見えるが、イワシを食べているときも強威力を発揮する万能ウェポンらしい。
今がチャンスの大ダイ祭り
いよいよ始まった鷹巣沖の巨マダイ祭り。取材前日の24日には、同船で80cmオーバーが3匹上がり、その後も連日このクラスが顔を見せている。自己記録更新を狙うなら今がチャンスだ。
なお、みの浦丸では資源保護を意識し、アングラーからの希望があれば、マダイのリリースにも積極的に対応している。いつまでもファンが夢を追い続けられる海、鷹巣沖はそんなフィールドだ。
<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>