4月に入り、大阪湾の各地で様々な釣果が上がり始めた。神戸の沖波止が立入禁止になり、好釣り場が減ってしまったのは痛手だが、残された釣り場の中で楽しむしかない。そこで今回は、4月17日と23日の2週続けて釣行した泉佐野一文字での釣行記をお届けしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター伴野慶幸)
23日は朝7時までにデカアジ3匹
翌週の23日は早朝にデカアジ狙いのサオ下サビキ、その後はチヌ狙いの落とし込み釣りという2本立ての釣行。
朝4時半の始発便は30人余りの釣り人が乗船したが、この日も1番の船着場で下船時にポイント争奪バトルが展開。赤灯台でのサオ下サビキを目論むも、ルアーマンのグループとエサ釣りの人達も赤灯台に向けてまっしぐら。結果的にベストポイントは逃したが、辛うじて釣り座は構えられた。
サオ下サビキ釣りのタックルは磯ザオ5号5.4mに、ミチイト4号を巻いた両軸リールをセット。サビキの上にはクッションゴムを介してバラシを防止する。サビキは前回の釣行で目にしたベテラン師の仕掛けを参考に、白色のケイムラタイプのスキンで、ハリスはデカアジに対応できるよう、絡みにくく耐久性のある太ハリスを選択した。まきエサカゴはカゴテンビン仕様にしてテンビンの先にもサビキをセットし、こちらには青イソメを刺しエサとして付けた。
これらの工夫が功を奏し、夜明けにデカアジ32cmを捕獲。「えー!何これ!めっちやデカいやん」とルアーマンのグループの驚きの声があがって内心ニヤリ。さらに30cmを追釣すると、ルアーマン達もたまらずサビキ釣りに参戦し、デカアジ1匹を釣り上げた。
近くのエサ釣りの人もデカアジを釣り上げ周りは湧き立ったが、当日は小潮で魚の活性があったのは朝マヅメまで。結局この日の釣果は、朝7時までにデカアジ3匹の釣果で、落とし込み釣りは不発。しかし、数は物足りないものの、デカアジを狙って釣った満足感に加え、帰宅後の夕食で賞味した塩焼きの味もまた格別。プチリベンジは果たせた。
今後の展望
泉佐野一文字は5月~10月が本領発揮の釣り場で、エビまき釣りやルアーでのハネ(シーバス)を中心に、回遊状況次第では青物も期待できる。5月下旬ごろからはヘチ釣り・落とし込み釣りでのチヌ、フカセ釣りでの波止グレも姿を見せ始める。葵渡船や近辺の釣具店のホームページなどで直近情報を確認し、釣り物や釣り方を選んで釣行してほしい。
<伴野慶幸/TSURINEWSライター>