メバルはかわいい魚です。人間でもそうですが、大きな目にひかれてしまうのは私だけでしょうか?「目」が「張る」からメバル、名の由来もそこにあるそうです。冬から春にかけての魚で、「春告魚」とも呼ばれるメバルの魅力を、アングラー視点で語りたいと思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
ビッグサイズの喜び
メバルは最大40cmくらいになる魚です。さすがに40cmMAXはほとんど幻ですが、30cm級はメバリングをやっていると、しばしば出会えるサイズです。このサイズを出すと、無上の喜びがこみ上げてきます。引きもすごいですが、釣り上げたときの存在感がすごい!
15cm級の数釣りもいいですが、ビッグサイズを狙うなら、まずは22cmの壁に挑戦してみてください。そのあと、25cmです。28cmまで釣れたら、そこには必ず30cmがいます。
色違いコンプ
メバルは体色違いで三種類います。「体色違い」と言いますが、厳密にはもう少し詳しい違いがあり、同じメバルでも、細目分類上はれっきとした別の魚です。体色は白、黒、赤(または金とも)の三種です。
もっとも一般的なのは、白メバル。潮通しの良い海でマヅメの回遊に出てくるのが、黒や赤です。黒メバルの中でも、わずかに青みがかかったものを「ブルーバック」と言います。筋肉質で、ゴンゴンッと叩くような引きを見せるのが特徴です。
これら色違いをコンプするのも、メバルアングラーの最初の目標かもしれませんね。
かわいい魅力的な魚
筆者はアジングメインのアングラーなのですが、こうして書いていると、なんだかメバリングの方が楽しく思えてきます。実際、最近のアジは非常に釣りにくいので、釣り場でも記事執筆時にも、どうにも愚痴っぽくなっちゃいます。
その点、メバルはいい!来季はもっとメバリングをやりこんでみようかな。みなさんも入門に、その深みに、いかがでしょう?
<井上海生/TSURINEWSライター>