海に生える海草「アマモ」について調べてみました。近海の生態系、しいては自然環境にとって、とても重要な役割を担っているようです。
（アイキャッチ画像提供：PhotoAC）
TSURINEWS編集部
2022年5月4日
近年減少中のアマモ
海のゆりかごであり、生態系にとって非常に重要な役割を持っているアマモですが、今現在は護岸工事や海洋汚染によって、急速にその姿を消しつつあります。
また、地球温暖化の影響により、アイゴのような草食のサカナが海水温の上昇により生息域を北上させ、多くの地域で食害（磯焼け）をおこしてしまっています。育ったとしてもアマモの葉の長さは短く、以前よりも育ちが悪くなっており、アマモ場の存続が窮地に立たされていると言われています。
そのような状況から、今現在はダイビングスクールなどが日本の各地で再生事業が行い、少しずつ再生を図っているそうです。アマモが育つ環境を整えることが、豊かな海を守る第一歩につながっていくことは間違いありません。
＜近藤 俊／サカナ研究所＞
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