日本人が大好きなマダコ。刺し身はもちろん、煮ても焼いても美味(うま)い。今回は、ちょっとかわった「マダコの刺し身」を紹介する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
タコの持ち帰り方
釣れたマダコは絞めずにビニール袋に入れ、そのままクーラーに収める。2~3匹釣れた場合は1匹ずつ分けておくと、のちのち便利だ。
いきなり裏ワザ
持ち帰ったマダコは滑りを取って調理または下処理をするのが一般的だが、ここは時短で〝ズボラ〟な方法を用いる。
手順は至って簡単。ビニール袋に少し水を加え、そのまま冷凍するだけ。これを2~3日寝かせる。冷凍することによりばい菌が死滅するだけでなく、マダコの繊維質が壊れて軟らかくなる。
下処理
2番目の裏ワザは寝かせたマダコの下処理。まずは半解凍したものに少量の塩を加え、ビニール袋ごとよく揉む。次にマダコを袋から取り出し、水道水でしっかり洗う。この時、マダコに付いたシャーベット状の氷が適度に滑りを取ってくれるので、かなりラクだ。
タコのゆで方
最後は、ゆで方。調理法の大半が15分以上ゆでた状態を切り分けて「刺し身」と言うが、正確にはボイル。もともとマダコの吸盤には雑菌が多いことから、ゆでるのが常識とされているものの、そこまで長くゆでなくてもいい。
そこで3番目の裏ワザ。まずはお湯に塩と酢を少し入れて沸騰させ、これにマダコを投入。2~3分して取り出せば半生の状態で、身に弾力が生まれる。ただし、半生は販売目的ではなく、「釣り人的レシピ」(個人の感想)と受け止めてほしい。
おすすめの薬味
ゆでたマダコは薄くスライスし、皿に盛る。口に運ぶ瞬間にワザビじょう油につけて食べる。おすすめなのは梅肉&ワザビ。
保存の目安
保存の目安は次の通り。調理済み:冷蔵庫で3~4日、冷凍は3か月。生のまま:冷蔵で2~3日、冷凍で3か月。ちなみ冷凍の場合、業務用の冷凍庫だと、1年ほど持つと言われる。
<松田正記/TSURINEWSライター>