3月半ばから4月の頭にかけて、夜明けの時合いを狙ってのべ竿を使ったメバル釣りに愛知の豊浜新堤を3回訪れた。それぞれ良型を含め本命をキャッチしたので、その模様をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・日間賀島波止釣友会・中村輝夫)
4日後に再々戦
4日後の22日、再度豊浜新堤に釣行した。午前5時前に到着。5人の先釣者がサオを出していたが、前回のポイントが空いていたので、今回もここでサオを出すことにしてタックルを準備した。
エサを付けて沖に振り込む。これまた案の定、アタリが出ない時間帯なのか全くピクリとも動かない。先釣者のサオも曲がっていないようだ。
そして午前5時20分になった。おかしい。すでに時合いに入っているはずなのにアタリがない。東の空はうっすら赤みがかっている。時合いもなく玉砕?こんなことがあってはいけないと思い、投入ポイントを変更し、誘わず底を取ったままで待ちの釣りに切り替えた。時間がないので、ここで勝負だ。
なんとかボウズ回避
すると、プルプルとサオ先に変化があった。アタリだ。このまま耐えていると、クククーッとサオ先が入ったが、ここでアワせてもハリ掛かりしないと直感。数秒後、ググーッと強い引き込みに変わったところでサオを立てると、かなりのパワーで弧を描いた。やがて堤防に上がったのは、良型メバル1匹と小メバルのダブルヒット。ボウズはなんとか免れた。
最後のあがきで投入。先ほどと同じく誘いを入れずジーッとタナをキープする。するとツンツンとかすかなアタリでサオ先が入った。ゆっくりサオを立てると、小気味いい引き込みでお辞儀したがパワーはない。それもそのはず、小メバルと小カサゴだった。
これでアタリがなくなりジ・エンド。今回は不発の豊浜新堤だった。クロダイが釣れない以上、またメバルと遊ばせてもらうつもりで納竿した。
<週刊つりニュース中部版APC・日間賀島波止釣友会・中村輝夫/TSURINEWS編>
豊浜新堤